2008/10/31

Genius based on Dixie Chicken

Baby's On FireをベースにGeniusが選曲したプレイリストが良かったので、今度はLittle FeatのDixie Chickenをベースに同じことをやってみた。

Dixie Chicken、個人的には人類の美意識の進化の頂点に位置する楽曲だと思ってる。
ヨレヨレのピアノから入ってニューオーリンズビートが粘っこくうねるこの曲からどんな選曲をしてくれるのか!?
逆に世界のこの曲のファンはどんな好みなのか!?

あらかじめ予想すると、ニューオーリンズ物、米南部系/スワンプ系、LAロック辺りがメインになり、そこにアバンギャルドなザッパとかがアクセントに入れられるのではないか。

で、選曲された結果がこれ。

1. Atlanta Rhythm Section / So Into You
2. Bruce Springsteen / Tenth Avenue Freeze Out
3. Elvin Bishop / Fooled Around And Fell In Love
4. Grateful Dead / Sugar Magnolia
5. Jackson Browne / the pretender
6. James Gang / Walk Away.
7. Joe Walsh / Rocky Mountain Way
8. Little Feat / Two Trains
9. Little Feat / Oh Atlanta
10. Lynyrd Skynyrd / Gimme Three Steps
11. Lynyrd Skynyrd / The Ballad Of Curtis Loew
12. Paul Simon / Late In The Evening
13. The Allman Brothers Band / Ramblin' Man
14. The Band / Up On Cripple Creek
15. The Band / The Night They Drove Old Dixie Down
16. The Marshall Tucker Band / Heard It In A Love Song (45 Version)
17. The Ozark Mountain Daredevils / Jackie Blue
18. Three Dog Night / Never Been To Spain
19. Traffic / Dear Mr. Fantasy
20. Van Morrison / Domino
21. Warren Zevon / Lawyers, Guns And Money
22. Wet Willie / Keep On Smilin'
23. ZZ Top / La Grange
24. ZZ Top / Hard It On The X


うーむ、LAもの、サザンロック、南部憧憬ものなどがきれいに分散し、聴くのは面白いが選曲の意外性という点では期待外れでしたね。
A.R.S.はセッションミュージシャン上がり繋がり。
スプリングスティーンはちょっと変わったリズム繋がり。
エルビン・ビショップは南部とブルース繋がり。
デッドは・・・まぁファン層はほぼ同じだな。
ジャクソン・ブラウンはLAとロゥエル・ジョージのギター繋がり。
ジェイムズ・ギャングとジョー・ウォルシュはLAのハードロック繋がり。
スキナードは南部繋がり。
ポール・サイモンは田舎サウンドに憧れる都会人繋がり。
オールマンズは南部とスライドギター繋がり。
バンドは南部への憧れサウンド繋がり。
マーシャルタッカーは南部繋がり。
オザークマウンテンも南部繋がり? このヒット曲だけやけにポップだけど。
3DNはなんだろう? スタジオミュージシャン繋がり?
トラフィックは意外だったけど、その後の南部/スワンプへの憧れ繋がりで。
ヴァン・モリソンもそうだな。
ウォーレン・ジヴォンはLA繋がり。
ウェット・ウィリー、ZZトップは南部繋がり。

ということで、意外だったのはポール・サイモン、トラフィックそれに3DN辺りか。
ニュオーリンズものが全くないし極真っ当な選曲。

フィーツのファンて本国よりも英国や日本の方が多いから、普通に70年代ロックが並んだのかもしれない。

Neil Young's Archives Vol.1

あの例のニール・ヤングのもう10年近く前から噂に上っていた大規模BOXセットがとうとう出る。
2007年にとうとう出るということになり、サイトまでできたんですが、その後何度か延期を繰り返し、それがようやく来年2009年の1月27日にリリースなるらしいです。
Rolling Stone誌に記事が載ってます。

なんで発売が判ったかというと、Amazonで先行予約が始まったから。

Vol.1 ということでCDが8枚、DVDが2枚。トータル時間20時間という大作。
ですが、これでも10年分にしかなりません。
デビューして50年近い人だから、Vol.5まではいくんでしょうね。そうなるとトータル100時間。ギネスもんです。
全部聴き終わるまでこっちの方が生きていられるかなぁ(笑

中身も大作ならお値段も大作。
1セット300ドルだから、日本盤が出るとすれば3万円? 全部で15万円?
こればかりはドル高を祈るばかり。

とにかく放っておけばいくらでも曲を書いちゃうし、放っておけばいつまでもギターを弾いているような人だから、未発表の曲、隠れた名演が山のようにあるんでしょうね。

The Eagle Has Landed


TXで放映していたので久し振りに観たジョン・スタージェス最後の監督作品「鷲は舞いおりた」。
原作はジャック・ヒギンズの傑作冒険戦争小説「鷲は舞い降りた」(邦題が微妙に異なる)。

原作を知らない人にも是非観てもらいたい映画だし、原作は読んだが映画は未だ観てない人は騙されたと思って観て欲しい。

中身は第二次世界大戦中の(架空の)チャーチル誘拐計画をドイツ側視点から描いたもの。

原作ではヒギンズ作品には常連となる「IRAの戦士にして詩人。偉大なる冒険家の最後の1人」であるリーアム・デブリン、「ロマンティックな愚か者」であるクルト・シュタイナーが主人公ですが、この映画ではデブリンをドナルド・サザーランドが、シュタイナーをマイケル・ケインが演じているのですが、もう原作中のこの二人のイメージそのまんま。
さらにモリー・プライアもイメージ通りの女性だし、ジョアナ・グレイもそう。

小説をそのイメージのまま映画化するなんてほとんど不可能なんですが、この映画は人物に関しては文句の付けようがありません。
ただ結構長い小説のストーリーをそのまんま映像化したら何時間の映画になるのか判らないので、かなり端折った部分はあります。それでも二時間を超える映画になってしまい、昔映画館で観たものと比べるとTV放映されるものは相当カットされてしまいます。DVDも安いので是非一軒に一枚。


原作は冒険小説の最高峰にしてジャック・ヒギンズの大出世作。
もし未だ読んでいないとすれば、人生に必要な何かが欠けていることになる。
「この世というのは神が作った冗談の世界(by リーアム・デブリン)」で、人間がその生の意義を確かめるにはどう生きればよいのか。その答えの一つが書かれている。

Battery Pack /w 1 Seg Receiver

10月30日の午後、ソフトバンクモバイルの冬商品発表会が近所の東京プリンスホテルでありました。

午前中からやけにTwinkleのつぶやきが多い。発信主からすると何かICT関係のイベントが近所でありそう、イベントがあるならZERO-1 MAXじゃなくて東京プリンスだろうなぁとTwinkleをチェックしていたら、SBMの製品およびiPhone関係だというのが判りました。昨日はソフトバンクの決算発表があってそっちはチェックしていたんだけど、SBMの方はTwinkleでフォローするまで知りませんでした。

で、偶然知ったSBMの発表会の模様をTwitterでフォローしていたら、なんかもしかしたら歴史的なイベントをリアルタイムにウォッチしているような感覚に。

SBM的な製品位置付けとしては、
1. 既存携帯電話の高機能化
 (携帯がインターネットに繋がってくる)
2. iPhoneを頂点とするスマートフォン群のラインアップ
 (インターネット文化のiPhoneと携帯文化の頂点としてのWMスマートフォン)
となるんでしょうね。

この辺りは最終的には携帯ユーザをインターネット側へ誘導しようというSBM/孫社長の深慮遠謀の布石なんでしょうね。
上の(1)で足りなくなったら、(2)へ移行してね。一気にジャンプするならiPhoneへ。携帯文化から徐々に慣れたければWMスマートフォンへ。

iPhone関係でも大きな動きが。
ユーザに関係ない方から並べると、
1. BBモバイルポイントの無料開放
2. FONの無料配布キャンペーン(と無線LANの安価販売)
3. 外付けワンセグ受信機
4. 絵文字対応
5. キャリア純正バッテリパック

1と2はSBMの都合。
要するに3G網に負担をかけたくないので、Wi-Fiが使えるところはなるたけそっちを使ってね。うまくすると定額の下の方の上限額で済むかもよというメッセージですね。
Wi-FiのBBモバイルポイントが解放されるのはアメリカのAT&Tでも同じ施策をうっているけど、よーく考えてみれば都心でヘビーに使い場合しか有り難みがない。地方に行ったらBBモバイルポイントの数も少ないし3Gのカバーエリアも少ない。むしろ3Gのカバーエリアを拡げた方が今の時点ではユーザにとってはベター。
FONに至っては、SBMの3G網の負担を体よく他ISPに押し付けるワケだし。

3はSBMの本気度とアップルとのコネクションの強さが良く判る。でもおそらく、既存iPhoneユーザにはなんの関係もないデバイスでしょう。携帯カルチャー側から携帯電話としてiPhoneを見ている人にとっては魅力的だし実際に敷居を下げる役割も担うだろうけど、インターネットデバイスとしてiPhoneを使っている人がワンセグ(つまりアホみたいな地上波)番組を試聴しているヒマはないと思うんですけど。

4もインターネットカルチャーなユーザには何の魅力もないしな。携帯の人にはあって当然だし、敷居を下げる要因にはなるだろうけど。でもこの対応にもSBMの本気度が出てるな。
で、絵文字のデザインには当然スーザン・ケア女史が関っているんでしょうね?

5はiPhoneの最大のウィークポイントだったからなぁ。iPhone発売後半年も経ってないので顕在化してないけど、来年の夏頃にはバッテリーがヘタって大変ってユーザが相当出てくると思われる。
個人的にはワンセグチューナーなんて付けないキャリア純正の軽量小型のバッテリを半額(5千円?)位で出すオプションも用意して欲しかったな。

でもこうしたデバイスがキャリアから純正品としてリリースされることに、USなどから「いいなぁ日本は」と羨望の声が上がるかと思ってましたが、どうもそういう反応は少ないみたいですね。
むしろ、「なんでチューナーなんて付けるの? 3Gでキャストすればいいじゃん?」という方が多い。
いや、それはそれでほら、大人の事情というのもあって・・
いろいろ差し障りがあるのでこれ以上は書けませんが(笑

2008/10/28

Rock 'N Roll Train

AC/DCの最新作「Black Ice」に収録されているRock 'N Roll Trainのプロモーション・ビデオがリリースされてました。

ダウンロードはこちらから。

これ、Excelにサウンドファイルを埋め込み、音と連動した動くアスキー・アートで映像の代わりにしてるんですよ。
なんでも企業のファイヤーウォールをすり抜けて、なるべく多くの人にAC/DCの偉大さとその最新の音を実感してももらうために考案されたそうで(笑

うちはMacintosh+OS Xなので、Excelファイルを開くにはMS Excel 2008を使うんですが、残念ながらこのAC/DCファイルのマクロは動きません。
指をくわえて見ているわけにもいかないので、OpenOffice 3.0で開いてみました。
が、それでもやはりマクロが動かない。

なんでもウインドーズのディレクトリ構成決め打のうえ、サウンド関係のAPIに直接アクセスしているらしく、ウインドーズ版Excelをウインドーズオーエス上で動かさないと無理みたい。

ウインドーズオーエスのライセンスは持ってないのでParallesもLinux専用だし、困ったなぁと思っていたら、CodeWeavers社のCrossOver Mac本日に限り無料ということで早速ダウンロード。
なんかまるで全てがお膳立てされているみたいで気持ち悪い(笑

CrossOver Macの件も背景を読んでみれば結構おかしいんですがそれはさておき、とりあえずCrossOver MacとCrossOver MacでちゃんとこのAC/DCファイルが開けるかチャレンジしようと思ってます。

ちゃんと開ければ、↓この動画のようになるはず。

iCal and Google Calendar sync well

3ヶ月前からGoogle CalendarがCalDAVをサポートするようになり、iCalとGoogleカレンダーの同期が可能になっています。
ただ日本語が文字化けするという致命的な問題があり、日本のユーザーとしては悔しい思いをしていたのですが、今朝久し振りにチェックしみたらその問題が解消されていました。

具体的にはiCal側で入力した文字列がGoogleカレンダーと同期した途端に文字化けするという不具合だったのですが、もはや文字化けしません。

ISVのソフトやサービスを使わなくともiCalとGoogleカレンダーだけで解決してしまうので、かなり画期的になりますね。

これでiPhoneのカレンダーアプリとGoogleカレンダーがOTAで同期できるようになれば完璧なんだが、さすがにこれはAppleが許可してない以上期待薄かなー。

2008/10/27

It's A Long Way To The Top


Lucinda Williamsの新作を聴きながら、アルバムのラスト「It's A Long Way To The Top」って、どっかで聴いた曲だなぁと思っていたんですよ。

いかにもブルージーなハードロックでLucinda Williamsが演って当然な曲なんだけど、どうしてもどこかで聴いた曲。どっかの国の業界みたいにパクっておいてレスペクトなんて言い草をLucindaが言うわけないし、なんだろうなぁとこの3日ほど考えていたんですね。

先週からAC/DCとLucinda Williamsを浴びるほど聴き込んでいたのが落ち着いて、この忘れようとして思い出せない謎の曲に決着を付けるべく調査開始。といっても、CDのクレジットを見るだけですが。

CDの歌詞カードを見ると、Angus Young/Malcolm Young/Bon Scott。なんと、AC/DCの「High Voltage」の冒頭を飾るあの「It's A Long Way To The Top」じゃん!
メロディやリフで思い出そうとしたから思い出せなかったけど、クレジット見れば一発だったのに。

しかし、AC/DCを思い出せないとは恥ずかしい。あまりに恥ずかしい。しかも一週間聴きまくっていたのに(Black Iceだけだけど)。ヤング兄弟と故ボン・スコットにはなんとお詫びをしたらいのか。やっぱボックス買ってお詫びするしかないか(笑

異星人に地球の文化を自慢する場合、まずAC/DC、Captain Beefheart、Steely Danを一通り聴かせ、Little FeatのDixie ChickenとJames BrownのSex MachineとFreeのBe My Friendを聴かせれば反っくり返るほど自慢できると思うんだが、Lucianda WilliamsもAC/DCの偉大さを判ってくれていて嬉しい。
AC/DCの曲って、誰が演っても、高校の文化祭でルーズソックスの女子高生バンドが演っても、AC/DCにしかならないからあまりカバーする人がいないけど、でもAC/DCの奥にあるブルース感覚を引き出してカバーしたLucindaも偉いと思う。
いやぁ気がついて良かった。

2008/10/26

i-Mode, e-Mobile

先月のi-モード利用料。
 FOMA通話料 660円
 iモード通信料 106円(1060パケット)

元々音声通話は少なかったけどiモードをばっさり落とすと劇的に通信料が下がるね。
iモードで出来てiPhoneで出来ないことは思いつかないし、iPhoneで出来てiモードで出来ないことは山ほどあるし。
Web2.0的ライフスタイルを満喫している人にとってはもはや無用なiモードってことですね。

もう一つ、イー・モバイルは微妙。
MacBook Proのバッテリーがヘタり、iPhoneが来てからはMBPを持ち出す機会がグンと減ってしまった。
9月も10月も稼働実績なし。イーモバイルも通信量ゼロ。

少なくともメールの受信とWeb閲覧に関してはiPhoneがあれば十分だから、メールの送信(=テキスト入力)とかそれ以外の、例えばブログのメンテなどの作業をどれだけモバイル環境で行なうかによってイーモバイルの存在価値が左右されるってこと。
とりあえずもうしばらく様子をみるか。あ、スーパーライトにプラン変更して基本料金を下げておかないと。

Sweded Be Kind Rewind


先々週観た「ピアノチューナー・オブ・アースクェイク」がアナログ映像で人力逆回転があったりで楽しめたので、同様にアナログ映像の逆回転モノとしてミシェル・ゴンドリー+ジャック・ブラックの「僕らのミライへ逆回転」を観てきた。

PV出身のミシェル・ゴンドリーやジャック・ブラックは有名だが、もう一人の主役モス・デフはあの「銀河ヒッチハイク・ガイド」にフォード・プリーフェクト役で出ていた人。クレジットを見るまで気がつかなかったがキッド・クリオールも出演してた。
あと映画のミューズ(のシンボル)としてミア・ファローが、「ゴースト・バスターズ」へのレスペクトとしてシガニー・ウィーバーが出ていて、この辺りのキャスティングからして映画の主題は明らか。

最初はある事情で中身が消えてしまったVHSレンタルビデオを誤摩化すべく、やっつけ仕事で映画のリメイクをこしらえる話。
やっつけ仕事ではあるが愛情と友情を込めてリメイクされる作品群は、ゴーストバスタース、ロボコップ、キングコング、ラッシュアワー、2001年宇宙の旅、ライオン・キング、ドライビング・ミス・デイジー、キャリー、ラスト・タンゴ・イン・パリ、モハメド・アリかけがえのない日々、ドクター・モローの島、等々。いったい全部で何本あるのやら(笑

この辺りのやっつけ振りとリメイク加減が可笑しくてかなりの爆笑モノ。げらげらと笑い転げているうちは良いのだが、そのうちなんとなくムードが変わってきて、最後はニュージャージー版ニューシネマパラダイスの様相を呈してくる。
映画とは映画館で他人と共有する時間も含めてのエンターテイメントであるというルーカス先生の言葉があるが、この映画はそれに加えて映画作りの過程をも共有している。

当初は映画フェチ向けの映画かと思っていたが、それ以上に普遍的な素晴らしい映画であった。
今年もずいぶん映画を観たが、ボクの中ではこの映画は別格になりそう。

2008/10/25

Little Honey / Lucinda Wiliams


ここ日本では人気があるのかないのかよく判らないLucinda Williamsの新作「Little Honey」。本国アメリカでは押しも押されぬ20年選手のシンガーソング・ライター。

特にこの10年ほどは出すアルバムのどれもが傑作で、中年になってまさに脂が乗り切っている感じ。
ジャンル分けされるとカントリーとかフォークに分類されちゃうので、その辺りが日本でブレイクしない原因かも。音を聴けばすぐ判るんですが、いわゆるルーツ系ロック。
サウンドプロダクションや歌詞はロック以外の何者でもない音楽なんですけどね。

さて、この新作はいきなり派手なロックンロールで幕を開け、一瞬おぉおー何か変化が!? と思うんですが、その後はいつも通りのルシンダ・ウィリアムス。つまりダルでアーシーでブルージーでダウナーなロック。あ、日本の一般ロックファンにはウケない要素ばかりだ(笑

今週はこれとAC/DCを代わる代わる聴きまくっています。

2008/10/24

Cooling Fan of MacBook Pro

うちのMacBook Proの調子が悪い。

冷却ファンがウヮンウヮンと唸っている。

iStat Proでファンの状況を調べると、右側のファンの回転数が0rpm。つまり停まっている。

少し前は、カラカラという音がしていたが対処のしようもないので放置していたらこうなった。
かなりデカい音がするので、何かに引っかかって動けなくなった感じ。

コンピュータの物理的な故障に対しては、ひっぱたく、逆さにする、振り回す、おだてるといった療法が有効であることが知られているので、とりあえず本体をひっぱたいてみた。
それでも直らないので、いったんスリープさせてから逆さにして振ってみた。
スリープから戻ってもやはり唸っているので、ひっぱたきながら左右に振ってみた。

すると見事に異音が止むじゃないの。
きっとなにか引っかかっていたんだね。

新MacBook Proを買う理由がなくなって、嬉しいような悲しいような。

OmniFocus 1.5 RC1

OmniFocus 1.5のSneak Previewが取れて、代わりにRC1になりました。

OmniFocus 1.5 RC1が最新バージョン。

以下、リリースノートから

Welcome to OmniFocus 1.5! Whether you've been following along with the sneaky peek releases, or you've upgraded straight from version 1.0.3, we hope you enjoy the improvements in this update. Here's an overview of what's new since OmniFocus v1.0.3:

Synchronization: By far the biggest new feature of OmniFocus version 1.5 is synchronization between any number of OmniFocus for Mac and OmniFocus for iPhone databases! There are several ways to sync: most notably over the Internet with MobileMe or a web server, or over local Wi-Fi with Bonjour. With the kind help of our sneaky peek testers, we have put lots and lots of work into making this as easy, as reliable, and as fast as possible. To set up sync, check out the new Sync preferences and the Synchronization section of OmniFocus Help.

Archiving: To keep your database slim and speedy (especially helpful for synchronization), you can archive your completed or dropped items to a separate file. Just choose Move Old Data to Archive from the File menu, and then choose a cutoff date for which items to move. You can get at your archived data by choosing Open Archive.

View Presets: Following the example of OmniFocus for iPhone, there are now several built-in view presets in the default toolbar, for easy access to due items, flagged items, the inbox, and so on. We think these make OmniFocus much more approachable and easier to learn. If you customized your toolbar prior to OmniFocus version 1.5, you'll need to choose Customize Toolbar from the View menu again to add these new items to your toolbar.

Style Preferences: The new Style preference pane offers myriad ways to customize the appearance of your OmniFocus data. You can save and share style settings as theme files.

Creating Projects and Contexts with Hierarchy: When typing the name of a new project or context in a completion cell, you can now place the new item in your library's hierarchy, using the separator in General preferences. For instance, if your hierarchy separator is a colon, you could type “Work : Pterodactyl Upkeep” into a project cell, then press Command-Return to create the new project inside your “Work” folder.

Behavior of Enter and Escape Keys: We are trying to move away from the use of the Escape key to confirm changes, as most applications use it to cancel changes. So by default, the Enter key now switches between row selection and text editing modes, rather than moving to the note area. You can still move in and out of the note area by pressing Command-Apostrophe. You can also still use the General preferences to customize the behaviors of the Escape and Return keys in Quick Entry.

All-around Interface Polish: We never tire of making our applications clearer to understand, easier to use, and more pleasant to look at. Thanks to copious constructive suggestions from perceptive customers and eminent interaction experts alike, we have made countless major and minor adjustments to the way OmniFocus looks and works. Of course, please keep your feeback coming!

Bug Fixes, Performance Improvements, and Other Miscellaneous Refinements: The items above are only the most obvious changes to OmniFocus; plenty more has been improved backstage. For really exhaustive details of what else has changed, check out the release notes archive.

Brightkite App.


先日少し触れたBrightkiteのiPhoneネイティブアプリ、無事に日本のApp Storeでも配布が開始されましたね。

サービス自体は未だパブリックベータという位置付けみたいだけど、機能や安定性などほとんど問題ないレベルになっていると思います。

iPhoneのネイティブアプリがリリースされたことで、ユーザーも一気に増えた感じがします。
Around Meという、周囲の投稿を閲覧する機能を使ってみると、多くの投稿が表示されつい一週間前とは歴然の差。

正直これまでのWebアプリ形式だと、チェックインするのも写真をポストするのもそれなり手間がかかっていたけど、アプリからなら簡単な操作でできちゃうので、Brightkiteを使う頻度が上がりそう。

2008/10/21

OmniFocus 1.1 for iPhone


OmniFocus for iPhone 1.1 のリリースが間近。
現在アップルの審査待ち。

1.1の特長は

  • Bonjour経由でMacのOF 1.5(Sneak Preview)と同期可能
  • 起動の高速化(DBのロード待ちがなくなる)
  • Start/Due日時のUI強化
  • 日本語対応(これまでも入力/表示は日本語でも可能だった)
  • パフォーマンスの強化と安定性の向上

今週中にはAppStoreに出てくるでしょう。

2008/10/20

携帯電話ネットワークは利用できません

外出中にiPhoneの調子が悪くなった。

それまで問題なく携帯電話網に接続できていたのが、突然「携帯電話ネットワークは利用できません」と表示され接続が切れる。
当初はパケット通信ができなくなってしまい、「パケット通信が利用できません」とアラートが表示されインターネット接続ができなくなるが、音声通話は可能。

しばらく放置するとパケット通信が復旧し普通にネット接続ができるようになる。

が、また少し使っていると、「携帯電話ネットワークは利用できません」が出てきてしまう。
地方なので電波状況が悪いのかと考え場所を移動したりしても状況は同じ。

こういう時は再起動に限る。
だが再起動後も状況は同じ。とにかく非常に接続が不安定。

そうこうしているうちに、まったく接続できなくなってしまった。
電波表示は「圏外」のまま。音声通話もできなくなってしまった。
さらにキャリアを検出しようと検索しに行ったままになる。一緒に持ち歩いているDoCoMoのFOMAの方は繋がっているので、電波自体が来ていないということはありえない。

結局、3Gも2Gも使えぬまま帰宅。
帰宅していろいろググってみたところ、いったんエアプレーンモードをオンにしたのち、オフにすると復活できるという回避策が見つかり、その通り操作してみたら問題は解決した。

こりゃ多分、iPhoneとルーターそれぞれのチップの相性だね。どっちかが余計なコマンドを変なタイミングで出してiPhone側のチップがハングするか変なモードに入るか。昔、東芝のモデムチップと3Comのルーターの相性が悪く、特定のPHSと特定のプロバイダー間でのみハングしたなんて事象を思い出した。

2008/10/19

Gmail advance setteing



Gmailの設定に便利そうなものがずいぶんリリースされてきたので、いくつかの新テスト機能を試してみた。
結果、特に問題なさそうなので今の設定のまま暫く使い続けようと思う。

日本語のままではラボの機能が使えないので、まず英語モードにする。
Gmailの設定画面でGmail表示言語として English(US) を設定する。
英語モードになったところで、右上の Settings を選び設定画面を表示させると、左図のように「Lab」タブが追加された設定パネルが現れる。

Labタブ内には公式にはサポートされていないテスト段階の機能がずらずら並んでいて、デフォルトでは全機能が無効(Disable)になっている。
今回ボクが有効(Enable)にした機能は以下の3つ。
Advanced IMAP Controls
Mail Goggles
Mark as Reed Button

有効にしたい機能のEnableボタンをチェックし設定を保存した後、表示言語設定を日本語に戻せば、日本語環境で新しい機能が使えるようになる。

「Mark as Reed Button」機能はその名のとおり、「既読にする」ボタンを追加する。
従来は既読にしたいメールをチェックし、右上のプルダウンから「既読」を選択しなければならなかったが、これでボタン一発で既読にすることができる。
ちょっとした追加だが操作性はかなり向上したと思う。


「Advanced IMAP Controls」機能はメールクライアントからIMAPでアクセスした際にどのフォルダーが見えるかをコントロールするもの。

iPhoneのメールアプリからIMAPでGmailにアクセスする時、不要なフォルダーを非表示にして処理速度の向上が狙える。
ボクはチャット、全メール、SPAM、ゴミ箱などを非表示してみました。
もし全フォルダーを見たい場合はSafariからアクセスします。

「Mail Goggles」は最近噂の眠気&飲酒チェッカーのこと。
酔っぱらって別れた元彼氏/彼女にイタいメールを送ってしまったり、ぼんやりしていて送ってはいけないメールを誤って送ったりといったミスを未然に防ぐ機能(のハズ)。
週末の22時から翌4時までの間だけ機能するように設定してみました。

この日時にメールを送ろうとすると、簡単な2桁の足し算、引き算の問題が5問出され、60秒以内に全問正解しないとメールが送れません。
これ、酔っぱらっていなくてもけっこう大変です。60秒で5問なので1問当たり12秒。
足し算くらいは大丈夫だけど、引き算が4問あったりするとかなりヤバい。2桁の引き算を暗算するのは、大人でも意外と大変というのがよく判りました。
恥ずかしながらリトライを2回してようやくメールを送れました。まさかメールを送るのに電卓が必要になるとは。

2008/10/18

Brightkite iPhone app.


位置情報ベースのSNSであるBrightkite を利用しているんですが、Infinite LoopによるとやっとそのiPhoneネイティブなアプリケーションが出るみたいです。
既にAppStoreには提出済みで、Appleの審査待ち状態とのこと。

SNSとはいえ友達が少ないボクにとっては、今のところSNSというよりライフキャスト的に使っています。いつ何処に行って何をしたかが一目瞭然で便利(だと思う。どうもほとんど同じような場所をグルグルしているだけの人生だということが良く判った)。
Yahoo!のFire Eagleとも連動しているので、そのフロントエンド用としても使えるし。

ただこれまでのBrightkiteはWebアプリとしての提供で、デスクトップ向けもiPhone向けもそれぞれよく考え洗練されたUIとデザインで文句を付けるものではないけど、でもネイティブアプリがあるならそっちの方が便利だよね。
なぜならSafariはときどき勝手にクッキーを消してしまいリロードするとログアウトされてしまうし、それにそもそもよく落ちる(笑

なのでBrightkiteサイトと同レベルのデザインと使い勝手で、Safariより安定したアプリならば大歓迎。
前者についてはスクリーンショットと動画を見れば期待通りだし、後者についてはSafariより不安定なアプリって想像すらできないのたぶん大丈夫。

問題は日本のAppStoreでも入手可能かだね。

Ginza in OmniFocus for iPhone

OmniFocus for iPhoneの話。

NearBy機能が最近おかしい。
NearByボタンをタップしても「Finding Locations...」画面になったままで何も表示されない。

最近Contextの設定をいじったことがあるので、その辺りが関係しているのだろうと追求。
これまでのContext設定では、
Contextは3階層
各Contextに設定するLocationsにはビジネスサーチを設定
という方針で設定していた。

例えば
Errands - 郵便局 - XX郵便局
Errands - Ginza - 百貨店
という具合。

これを実際の使い勝手を考慮して次のように変更した
CertainPlace - 地名+分野 - 個別Conetxt
Errands - Context分類
つまり
CertainPlace - 渋谷 - ランドマーク名
CertainPlace - 銀座デパート - デパート名
Errands - 郵便局
Errands - 書店
という具合。

結局、
・あれを買うならあのお店
・これを買うのはどこでもいいや
という分類をせざるを得ないんですね。

定期的に買う雑誌でいえば、洋雑誌は特定の書店で買わざるを得ないし、逆にどこでも買える雑誌なら手近な書店に飛び込めばよいし。
なので、Contextも汎用Contextと特定Contextの二種類があるので、それに合わせてContext設定を変更した次第。
またLocationsも特定Contextであればビジネスサーチではなくアドレス指定でも良いし、処理速度的にその方が速そうなのでアドレス指定できるものはなるべくアドレス指定でLocationsを設定するようにした。

が、その結果NearBy機能が使えなくなってしまった。

原因をFixするまでの過程は長くなるので省略するが、
Context名またはLocationsに「銀座」という文字が一つでも入っているとNearByが機能しないことが判った。
例えば、Context名を「銀座松屋」とするとNearByが機能しない。
Locationsに「銀座四丁目」とか指定するとNearByが機能しない。

回避方法は「銀座」という文字列を使わないこと。
上記の例でいえば、
「銀座松屋」は「松屋」というように銀座文字列を外す。
「銀座四丁目」は「Ginza, Japan」というようにアルファベット表記にする。
と工夫することで問題を回避できる。

銀座のコードはiPhone内部では
0xE98A80
0xE5BAA7
であると思うが、このコード解釈をOF for iPhoneがミスっているのではないか?

とりあえずOmniにフィードバックしておこうと思う。


そうそう、Mac側のOmniFocusがいきなり1.5にバージョン番号が上がる件、理由がアナウンスされていました。
「当初の予定以上に開発範囲が膨らんだ(機能が増えた)ので、1.1より1.5の方が適切と判断した」
そうです。

おいおい、機能追加はいいから最低限の機能を満たしたものを早く出すのが先決じゃないのか!?
よくある「できたモノが仕様」というパターンじゃないすか。
この調子だと「できた時が納期」も十分アリだな。
1.5がいつFixしてリリースされてのか甚だ心配になってきました。
クリスマス休暇までにはリリースしてくれよ。

MacBook Pro

Apple Store(Japan)
iPhone付属のUSB電源アダプタを交換してきました。

アップルストア銀座へ出向いて店員にアダプタ交換である旨を伝えると2FのGenius Barで受け付けているとのこと。
この件に関しては特に予約も不要で2Fの店員にアダプタを見せると直ぐに交換してもらえました。

必要なもの
・付属の超小型USB電源アダプタ
・iPhoneのシリアル番号(要するにiPhone持って行けばよい)

所要時間
約5分

アップルストアへ行ったのは木曜日の午後だったんだけど、平日の午後だというのに1FフロアのMB/MBPは順番待ち。
こういう時は4Fへ行くと良いですね。台数は少ないけどたいてい空いているし、誰かが背後に並ぶこともまずないので、思う存分弄り倒すことができます。

発表された時点では、それほど劇的な進歩もないし、今のMBPも買って2年しか経っていないし、見送りだよなぁと思っていたのだけど、いざ触ってみるとやはり良いんだなこれが。

まず筐体が頑丈なのが良い。それなのに上蓋(液晶パネル)が薄くてAirみたいに若干反っていてそれがまた格好良い。

そして実際に触ってみて感動したのがトラックパッド。
これも良いね。
最初はクリックの仕方が判らなくてまごついたけど、15秒でクリックの仕方を発見し60秒後には完全に慣れていました。
指の滑り具合も良好だし、速いCPUと洗練されたOSとそのGUIを指先でがんがん動かすのは快感としか言いようがないです。

もしかしたらその場で買ってしまったかもしれないけど、とにかく今のMBPを捨てるわけにも行かないというそれだけの理由で今回は見送り。
5年後のフルモデルチェンジまで今のMBPは持たないかもしれないので、いずれ買うことにはなるんですが。

2008/10/16

OmniFocus 1.5 Sneak Preview


順調にビルドが進むOmniFocusの次期バージョンですが、なんといきなりバージョンナンバーが変更になりました。

これまではOmniFocus 1.1 のPreview版という位置付けだったのが、今日からOmniFocus 1.5 SneakPreviewというバージョンになりました。
つまり今リリースされているのは1.5のPreview版ということです。

変更理由がアナウンスされていないので事情がよく判らないけど、もしかしたらこのPreview版をリリースする前に、現行1.0.xをマイナーアップデートしたOmniFocus 1.1 というのを出すのかもしれませんね。
現在の正式版はOF for iPhoneとの同期をサポートしていないので、とりあえずiPhoneとの同期機能だけでも追加したOF 1.1を出すのは良いアイディアだと思います。

というか、同期できないOF 1.0.x と iPhone 1.0.x でいつまでも引っ張るのはビジネス的にもよろしくないもんね。
同期できるようになるだけで、OmniFocusのアドバンテージが際立つようになると思いますが。
(ついでにOFとOF for iPhoneのパック売りも。AppStoreの課金方式が問題になるので難しいとは思うけど)

Black Ice


いよいよ来週に迫ったAC/DCの8年振りアルバム「Black Ice」
やはり2008年の最大の事件はアメリカの金融危機、2番目は北京オリムピックじゃなくてAC/DCのアルバム発売。そのくらいの世界的な事件ですからね。いろいろ騒々しくなってきました。

米国ではウォルマートとその系列店、あるいは公式サイトのオンラインショップでしか販売せず、ウォルマートのない都会(ニューヨークとかLA)はどうすんじゃいという話にもなっているようです。
そこでそんなウォルマートを知らない都会っ子のために「AC/DC Black Ice Bus」という巡回バスを走らせるようですね。
場所はニューヨークとロサンジェルス。16日から一週間の予定で市内を走らせ、ニューアルバムが試聴可能。気に入ればその場でCDも購入できるらしい。

いいなぁ。東京でも走らないかなぁ。まぁ人気からすれば、NYCなら1日で1万枚は軽く捌けるけど日本じゃ一桁少ないから無理か。

それともう一つ、AC/DCはiTMSで楽曲を販売しない。

頭が旧くてシステムが理解できないとか、DRMが軽いからとかという理由ではない。
「アルバムとして聴いて欲しいから」
というのが理由。

これは一つの見識だと思う。
60年代末(具体的にはビートルズのサージェントペパーズ以降)から、アルバムという形態自体が意味を持つようになり、シングルの寄せ集め的アルバムから、一つの作品としてのアルバムが主流になってきていた。
この流れが昨今のポップ化でシングルとアルバムの区別が希薄になり(違いは値段だけ)、楽曲をバラで購入できるiTMSがさらにアルバムの意味を引き下げることになった。
まさにスーパーで音楽を買うようなもので、それが本当に音楽にとって良いことなのかは未だなんとも言えないと思う。

やはりAC/DCはアルバム1枚50分のグルーブに身をどっぷり浸すことが快感でもあるというのが本人たちもよく判っているんだろうね。

The Punk Rock Movie


ドン・レッツの最初の長編映画「The Punk Rock Movie」(1978年)をシネセゾンで観た。

ロンドン・パンクまっただ中、RoxyのDJとしてムーブメントの当事者でもあったドン・レッツがフィルムを回したので臨場感はあるし、仲間にしか見せないミュージシャンの素顔が収められている。
あぁ、当時リアルタイムにこんなフィルムが見れていたら。
バカ高い輸入盤や大貫憲章のラジオとか、とにかく情報量が少なかったから必死に聴いたものな。

手持ちカメラで撮影したので画像は粗いし手振れはデフォルトだがロンドンパンクの何たるかはこれを見れば半分くらいは判る。
ニューヨーク・パンクはエイモス・ポーとアイヴァン・クラールがカメラを回していて「Blank Generation」というドキュメンタリーにまとめられていたが、そのロンドン版にあたるものが本作だと考えればよい。

しかし、リアルタイムでパンクを体験できたことは本当に良かった。世界の文化的価値観がどどっと急展開する場面をリアルに実感できたもの。パンクがなければあれもなかった、これもなかったというのがいかに多いことか。

さて、映画はピストルズの「God Save The Queen」で始まり「God Save The Queen」で終わる。
やはりジョニー・ロットンの持つメッセージ性というのは1976年の時点では最高に機能していたことがよく判る。No Fotureというのは切実な叫びだったんだよね。

続いてどっかのライブ会場でユニオンジャックのジャケットを着てぽこぽこ飛び跳ねているのは後にポーグスのシェイン・マックゴーワン(笑 クレジットには出てこないが誰がどう見てもシェイン。

クラッシュはいつ見ても格好いいなぁ。曲もファッションもアチチュードもパンクの代名詞みたいなもんだし、あの切実さはたまらん。
アホのビリー・アイドル&ゼネレーションXの場面ではフラッシュが見れます。パンツをずり下げておチンチンを出すフラッシュね。ストラングラーズが後楽園ホールでやった初来日公演ではヒュー・コーンウェルが「ジャパニーズ・フラッシュ!」と言って、本場のフラッシュを披露してくれたのを思い出すね。

スリッツのリハーサルとライブも初めて観た。アリ・アップのボーカルパフォーマンスはこうだったのかと感心しました。リハーサルしている部屋の壁には映画「ハーダー・ゼイ・カム」のポスター。これも時代が判る。しかしうーむ、スリッツも生で見たかった。
Xレイ・スペックスはポーリーのアジテーションMC付き。このバンドも好きだったなぁ。ポーリーの黒い(というか黒いんだけど・・)ボーカルにローラ・ロジックのサックス。
実はボクはこのローラ・ロジックが好きで、結局エッセンシャル・ロジックからレッド・クレオラまで追いかけることになります。(その後のハレ・クリシュナはなかったことに)

スージー&バンシーズも極初期なので、後のゴスバンドでなく純粋なパンクバンド。当たり前だけどスージーもバッジーも若かったなぁ。

アメリカからの出稼ぎ組はウェイン・カウンティとジョニー・サンダース&ハートブレイカーズ。
ウェイン・カウンティはおかまなんだから、字幕はちゃんとお姐言葉にして欲しかったです。
ハートブレイカーズはもう感激。元気なジョニー・サンダース。しかも曲は必殺の「Chinese Rock」と「Born To Lose」。

あとあまり有名でないバンドも多いが知らないバンドはさすがにない。
スローターハウス&ドッグスは動くところは初めてみた。
サブウェイ・セクトも動くところは初めてみた。ビック・ゴダードのソロでは見たことがあるけど。
オルタネイティブTVも動くとことは初めてみた。ジャム風景が3回出てくるのでお得な気分。
イーターも動くのは初めて。こいつら、当時は15,6のガキだったはず。なので、観客もヤケに若いやつが多い。学校でチケット配りまくったのか(笑
それとイーターのボーカルは顔がボクに似ているので他人のような気がしません。

あとドラッグ描写もきついね。ぶっといガンジャをふかすやつ、アッパーを飲みまくるやつ、そしてヘロイン。
避けて通れぬ話ではあるが、そういうダークサイドがあったことも重々承知とはいえ、こうして映像として見せつけられるとやり切れない思いになるのは確か。

全ての人に勧められる映画ではないが音だけでは判らないパンクのある部分を知りたければ、事前学習して観るべし。

あ、一瞬だけどゲイ・アドバーツが登場します。若くて奇麗でパンクの隠れたアイコンだったころのゲイです。必見。

そういえば、
ダムド、ジャム、シャム69、アドバーツ、チェルシーといったロンドンの大どころも出てないなぁ。派閥でもあるのか?

2008/10/12

Lou Reed's Berlin at Cinequint

「ルー・リード/ベルリン」を観てきた。

2006年にNYCで行なったBerlin全曲ライブの映像化。
監督はジュリアン・シュナーベル。

ライブ自体はBerlin全曲と、アンコールとして(Caroline Saysのオリジナル)Candy Says、Rock Menuett、Sweet Jane の3曲。

このライブ映像にエマニュエル・サニエがキャロラインを演じたフィルムを挿み込む形で一本の映画として仕上がっている。
トリビア的には、このエマニュエル・サニエは現ロマン・ポランスキー監督夫人。ポランスキーは訳あって米国に入国できないが奥さんの方は大丈夫らしい(笑

サウンドはフェルナンド・サウンダースとトニー・スミスの強力リズムセクションにBerlinオリジナルのギタリストであるスティーブ・ハンターのバンドが素晴らしい。派手さはないがミュージシャンシップに溢れる力強い演奏で成熟したロックを聴かせてくれる。正直スティーブ・ハンターには一抹の不安があったが映像を見て安心しました。
また、ギタリストとしてのルー・リードも再認識しましたね。いわゆる技巧という視点から評価する人からのウケはよくないと思うけど、音楽として評価するとさすがとしか言いようがないですね。まぁある種のロックの原点をなすバンドのギタリストだった訳で、このギターがロックギターの原点なんですから。
昔、インタビューの場でルー・リードに向かって「オレの方がエロティックにギターを弾ける」と言ってしまった某今泉さんなんて方もいましたけど。

また映像も単なるライブ物映画と思って甘くみちゃいけません。音楽と演奏者を熟知した適切なカメラワーク、緊張感のあるシャープな映像。ジョナサン・デミの「Stop Making Sense」を思わず彷彿としてしまいます。たぶん、ルー・リードはおろかロックをよく知らない人でも映像作品、ドキュメンタリー作品として十分楽しめると思います。

Berlinのレコードの方はほぼリアル・タイムに買って聴いたんですが、この前後にライザ・ミネリの「キャバレー」というとっても似たシチュエーションの映画がヒットしていて、どうも映画(キャバレー)とレコード(ベルリン)の記憶がごっちゃになり30年近くの間、「Berlinはワイマール時代のベルリンが舞台」と勘違いしていました。
この映画を観てすぐにボクの長年の勘違いに気付きました。ベルリンに壁があるのだから1960年代のベルリンが舞台ですね。
あぁとっても重大な勘違い。ワイマール時代のベルリンと東西冷戦下のベルリンでは物語の意味もまるっきり違ってきてしまいます。悔やんでも悔やみ切れない勘違いでした。

Catch The Egg


Hudsonから期間限定で無料配布されている3種類のゲームソフトをダウンロード。

で、このCatch The Eggだが、頭上を向かないと卵は落ちてこないよね?

目薬をさす時もそうだが、人は上を向くと口が開き鼻の穴が丸見えになる。これまでの観察からしてもほとんどの人は口をあんぐり開ける。
これは美人であろうが醜女であろうが関係なく、かなり恥ずかしい顔を世間にさらすことになる。

こういうゲームが流行ると街のあちこちで、空を見ながらあんぐり口を開けている人々が頻出するわけですよね。

なんか楽しそうでもあるし、不気味な感じもするし。
とりあえずボクとしては、口を真一文字にひきしめみっともない顔をさらすことのないよう気をつけて、このゲームをプレイすることにします。

ハドソンではゲーム上の注意として、iPhone/iTouchを手放さないようにと呼びかけていますが、もう一つ、みっともない顔をさらさないよう注意しなければなりませんね。特に自分が美人/イケメンと自覚のある人は要注意だと思います。

HP 11C


つい先日、HPのファイナンス電卓12CのiPhone用エミュレータを誤って購入してしまったばかりだというのに、今度はボク的に本命である11Cがリリースされていた。

もうしょうがない、12Cは高い授業料だったと思うことにして、11Cを1,200円で購入。
11Cであることと、金額が一万二千円じゃなくて千二百円であることを念入りに確認して購入。

忘れている部分もあるのでHPのサイトからマニュアルをダウンロードしようと思ったけど、さすがに11Cのマニュアルなんてのはないみたい。探し方がまずかったのかも。

とりあえず35sのユーザーガイドがあったのでダウンロードしAirSharing経由でiPhoneに入れておくことにした。

2008/10/11

GT2 on Nur

レスポンスの記事によると、ポルシェと日産がもめているらしい。

ニュルの北コース、GT2が7分32秒だったのに対し、日産GT-Rは7分29秒であると主張。
ホントかよと思ったポルシェが市販のGT-Rを持ち込んだらベスト7分54秒しか出せなかった。

まぁ日産さんの場合は遠く20世紀の時代からこの手のイ○チキとかゴマ○シとかは日常茶飯事だったしなぁ。
実際に走った際の証拠ビデオがあるって主張しているらしいけど、いや問題は7m29sで走ったかどうかじゃなくて、その時の車両が本当に市販車と同一なのかってところでしょ。問題をすり替えて反論している時点で怪しさ120%だよね。

知力体力精神力をフル活用しないと走れないスポーツカーなんだから、誰でもそれなり運転できるスポーツカーなんて相手にしなけりゃいいのにとも思う。

Honky Dory

グラム期以前のヒッピーSSWだった頃のボウイの傑作「ハンキー・ドリー(Hunky Dory)」

なり切りディランな曲とか、アンディー・ウォホールへのリスペクトとかをアコースティックな雰囲気でまとめたアルバムで、ロック史に残る傑作「流砂(Quciksand)」が収録されていることもあり意外とファンが多い。
1974年の時点で「ジギーなボウイも良いけど、Quicksandは曲も歌詞も凄いだよね」と友人と会話した記憶がある。思えば生意気でませた中学生だった。

さて、今はどうなっているか知らないが、当時の日本盤では裏面にボウイ自身が解説するライナーが印刷されていた。
そこにはHunky DoryというアルバムタイトルはHonky Dory(万事オーケー)という俗語のもじりでと解説されていて、ふーんと理解していたのが30年前。

今日、そのHonky Doryの元ネタを発見してしまった。

Urban DictionaryではHonky Dory についてこう書かれている。

Everything is a-ok. Its all good.

Originated by post WW II US Sailors on liberty in Yokosuka, Japan. The strip right outside the main gate to the US Naval Base was called (and still is) Honcho Dori (means book district street in Japanese). Times were wild and there was no better sailor port in the world at the time. This was bastardized to Honky Dory by the sailors and it came to mean if you came from Honky Dory then everything had to be good or 'honky dory'.

a: Do you still have piles in your ass?

b. No, I quit drinking that Budweiser piss and now everything is honky dory.
なるほどー。
横須賀の本町通りのことだったのか。
ドブ板通りだったらDonby Doryになっていたワケね(笑



2008/10/06

Geniusがスゴい

Genius機能がけっこうスゴい。

元となる曲はEnoの1974年のソロデビュー作「Here Come The Warm Jets」からBaby's On Fire。
当時このアルバムを聴いてしまった人間はその後真っ当な人生を歩めなくなってしまい、ミュージシャンになったりミュージシャン崩れになったりライターになったりレコード屋になったり、あるいはロックに浸かってまともな職業につけなくなったり、最悪の場合はパンクロッカーになってしまった恐ろしいアルバムだ。
そのアルバム中で、歌詞も音も躁的にトチ狂ってるこの曲からどんなプレイリストを作ってくれるのか!?

とりあえず25曲のGeniusプレイリストを作成してみたら、Geniusが選んだ曲は以下のとおり。

Baby's On Fire / Brian Eno
Out Of The Blue / Roxy Music
Watch That Man / David Bowie
Crosseyed And Painless / Talking Heads
Gimme Danger / Iggy And The Stooges
Public Image / Public Image Ltd.
Disorder / Joy Division
Sixteen / Iggy Pop
Roadrunner / The Modern Lovers
Third Uncle / Brian Eno
Neat Neat Neat / The Damned
Virginia Plain / Roxy Music
Lady Grinning Soul / David Bowie
Satellite Of Love / Lou Reed
Down In The Park / Gary Numan & Tubeway Army
Some Weird Sin / Iggy Pop
See No Evil / Television
Blank Frank / Brian Eno
White Light White Heat / The Velvet Underground
Death Trip / Iggy And The Stooges
Blackout / David Bowie
7 & 7 Is (Live) / Love
Personality Crisis / New York Dolls
Lay My Love / Brian Eno & John Cale
Mongoloid / DEVO


なんともはや・・・

グラムだった頃のボウイや初期ロクシーは当然としても、その他のチョイスがマニアック。
プレ・パンクなイギー&ストゥージーズやニューヨーク・ドールズそれとベルベッツにルー・リード、
パンクなダムドやテレビジョン、
NWへ向かうディーボ、ヘッズにPIL、
NWとしてのジョイ・ディビジョンとゲイリー・ニューマン、
それとラブにジョナサン・リッチマン。

なんというか、70年代中頃にBaby's On Fireを聴いてしまった連中が、その後どういう音楽歴を辿ったかが一目瞭然ですね。
まったく世界中どいつもこいつも(笑
なんだ、やっぱりボクだけじゃなかったのかと安心させてくれるリストです。

これがソフトウェアで定量的に計算すると、BPMが似た曲とか、音質が似た曲とか、歌詞が似ているとかで選曲されてしまって、絶対こういうリストにはならないでしょうなぁ。
いわゆる集合知の威力を見せつけられた気もします。

2008/10/05

OmniFocus 1.1 sync with Bonjour

OmniFocus 1.1の最新SneakPreview版で新機能を発見。

これまでOmniFocus 1.1 SPとOmniFocus for iPhone 1.0.3とはMobileMeまたはWebDAV経由で同期することができていたが、これからリリースされるOF 1.1 と OF for iPhone 1.1 ではBonjourでも同期することが可能になるはず(というか、出来るようになるとリリースノートにも書いてある)。

iPhoneとMac間で直接データ同期を行なうには原則としてiTunes経由でしか行なえず、iTunes経由での同期はサードパーティーには許可されていない。
従ってISVのアプリがMacのデータを使うにはMobileMeなど何らかの手段が必要だが、OFがiPhone、Mac共に1.1になれば何も考えずにBonjour経由で同期できるようになる。

これまでは目の前のMacとiPhoneでOFの同期をするにはMobileMe経由で同期するしかなかったが、LAN内でBonjour経由で使えるようになればかなり嬉しい。

正直3Gネットワーク経由でOFを立ち上げるとMobileMeとの同期に時間がかかりイライラすることもある。
外出時にリアルタイムで同期することを諦めれば、同期はLAN内(つまり自宅なりで)でBonjour経由で、外出時は同期しないという運用にしてOF起動時のイライラも多少は改善されるのではないかと思う。

HP 12C


R.L.M.SoftwareのHP 12Cのエミュレータ「12C Lite」という無料アプリがAppStoreに登録されていた。

12Cというのはいわゆる金融電卓で複利計算など金融系の計算に特化したバージョン。
ボクにはあまり関係がなく、11Cとか15Cあるいは48系の科学/技術計算系の方に馴染みがある。
コレクションとしては11Cか15Cでもよいが、実際使うとなると48GX。という訳でPalm Tungsten|T3には48GXのエミュレータを入れていた。

iPhone用HP電卓のエミュレータとしては、このR.L.Mの12Cしか選択肢がなく、ファイナンス用とはいえ12Cでもいいかと考えiPhoneにインストールしていた。
実はPCalcにはHP互換のRPNモードというのがあるのでRPN式計算もPCalcで出来てしまうのだが、やはりHP電卓には見かけも必要でしょう(笑

という訳で、単なる見栄えの問題で無料の12C Liteを入れていたのが、先日AppStoreをブラウズしていたらHP 12C Classicという名称のアプリが1,200円で同じR.L.M.Softwareからリリースされていた。
てっきり名前が変わりそれに伴い有料化したんだなと考え購入ボタンを押し、アップデートした(つもり・・)。

で、iPhoneにインストールしたら、ホーム画面上に12C Liteと12C Classicという二つの電卓が並んでいた。
つまり無料版とは別に1,200円の有料版がリリースされていたらしい。
もう後の祭り。
1,200円で特に必要もないHP 12C エミュレータを買ってしまった。
これが15Cとかだったら1,200円でもしょうがないかと思えるんだが。

2008/10/04

Bar Lou Reed's Berlin


映画「ルー・リード/ベルリン」の公開に合わせ、10月5日までの期間限定で「Bar Lou Reed's Berlin」というのが新丸ビルでオープン中というので行って来ました。

あまりネガティブなことは書きたくないが、正直とんでもなく期待外れ。
地方の二流大学のロック研究会が学園祭に出した模擬店レベル以下。

ルー・リードやジョン・ケイル、ベルベッツやボウイのジャケットディスプレイがしてあるが、あの程度なら普通誰でも持ってます。ボクはコレクターではないけど、それでも所有するレコードをディスプレイさせてくれるなら33倍くらい濃密なジャケット群を並べてみせますが。


パンフには「映像もシンクロさせて云々」とか記載されているけど映像機器は見当たらなかったような気も。

内装もなぁ。
デカダンなベルリンの夜のイメージを期待していたけど、そういうコンセプトではなかったみたいでシンプルな開拓ウェスタンな雰囲気。
週末のサラリーマンで混雑していて結局席に座れなかったけど、残念でもなんでもないや。

このことは忘れ、明日は映画をちゃんと観てこようと思う。

2008/10/03

iTunes 8.0.1

iTunes 8.0.1が出た。

ライブラリー曲数が多過ぎて(?)これまでGenius機能が使えなかったが、今回のリビジョンアップを適用したらできるようになった。

が、iPodとの同期ができなくなってしまった。

もう時間が取れないので来週の宿題。

The Piano Tuner of Earthquakes

再来週からイメージフォーラムで上映が始まるスティーブとティモシーのブラザーズ・クエイの新作長編「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」の試写会に行ってきた。

パペットアニメやピーガブのスレッジハマーで名高い映像作家だが恥ずかしくも初めて観た。
長編映画としては10年ぶり2作目。そして本作は実写とアニメのハイブリッド。

ストーリーはパンフなどにも記載されているとおり。分かったような分かんないような(笑
最初はファウストを下敷きにして、マッドサイエンティストはメフィストフェレスかなとか思い、登場人物の名前のアナグラなどムを考えてみたけど、全然違いましたね。ちゃんとパンフに書いてあった(笑

原案はアドルフォ・ビオイ・カサーレス(Adolfo Bioy Casare)の「モレルの発明」とレーモン・ルーセルの「ロクス・ソルス」。
ドひゃー・・・

カサーレスの「モレルの発明」といえば、ボルヘスに”完璧な小説”と賞賛され、アラン・レネの「去年マリエンバードで」にもインスピレーションを与えた作品として有名(未読だけど)。ということはマリエンバードとは異母兄弟みたいな作品ということか。ついでに言えば、ある登場人物の名前はアドルフォ・・・
レーモン・ルーセルもいわば極北の小説家。いずれにせよクエイ兄弟の感性や世界観を伺わせる選択ではある。

ストーリーのインスピレーションはカサーレスから、ドロス博士が製作した自動機械(オートマトン)群はルーセルを元ネタに、後は幻想的なセピア色のブラーズ・クエイの世界。
ストーリー的にはいくつかの愛情の形式をマジックリアリズム的に描いたと考えれば良いと思う。
結局、成就する愛は一つもなく、ドロス博士や主人公の目的も達せられず、自動機械の中に封じ込められた主人公たちは叶うことのない愛を永遠に繰り返し続ける。

さて映像の方だが基本は実写。自動機械の描写はストップモーションアニメ。
個人的にウケたのは人力フィルム逆回し。これは観てもらえば一目瞭然。
また舞台になる館がなんとも"澁澤龍彦のスペインにある別荘"風だったりしておかしい。
ともかく、スティームパンクを通り越してゼンマイパンクな自動機械、奇怪な人形やエロティックで意図不明な仕掛けなどがルナティックでスタイリッシュな映像で展開され、もう非常に満足。

また今回の試写会では今週末からのブラザーズ・クエイの回顧展で上映予定の「失われた解剖模型のリハーサル」というショートフィルムもおまけで上映。「ストリート・オブ・クロコダイル」と同時期の作品で得した気分。


2008/10/02

Can't Login

久し振りに手強いトラブルだった。

深夜に帰宅しMacで作業中(つまりWeb閲覧)にカーネルパニックが発生。

環境
 MacBook Pro, Mac OS X 10.5.5
 FW外付けHDD、USB外付けHDD、iPhone 3Gを接続

発生手順
 iPhone 3Gの同期を開始したところ認識できない(コンピュータが違う?)エラーと表示される。
 そこでiPhoneからUSBケーブルを取り外したところ、iTunesがエラーコードを複数回表示。
 最終的にカーネルパニックとなる。

問題
 再起動後、作業中であったアカウントにログインできない。
 具体的には、ログイン画面で正しいアカウント名とパスワードを入力し認証後
 いったん蒼い画面になるが、デスクトップが表示されず再びログイン画面に戻り
 ログインできない。
 またUSB外付けHDDが認識できず、ディスクユーティリティでは修復不可能、

捕捉
 Safe Modeで起動しても現象は同じ(ログインできない)
 rootアカウントではモードに関係なく正常にログイン出来る。その後も正常に動作する。
 fsck、ディスクユーテリティでも内蔵HDDとFW外付けHDDに問題はない

という状況。

まずUSBドライブを除けばハードウェア的な問題はなさそう。
昔みたいにハードウェアテストツールが付いてこないので確かなことは言えないが、とにかく起動はするしrootであればAirMac含め普通に使えるのでハードウェア関係を疑う理由はない。

次にシステム。
でもrootで動くのだからシステムも実は問題ないはず。

結局一番怪しいのはユーザアカウントの環境設定。
といってもMac OS Xの場合、.loginとか.tchrcとか関係ないし /etc を探っても分かんないので、後はひたすらAppleサイトのサポートセクションで類似トラブルを検索。

まずログイン関係、Finder関係の設定ファイルを初期化する。
といっても各設定ファイルを削除するだけだが。
シングルユーザモードで起動しファイルを消してはセーフモードで再起動をひたすら繰り返す。
が、どんな組み合わせをしても結果は同じ。rootでは問題ないがユーザアカウントではログインできず。

ちょっと休んで考える。
「Finder 初期設定」とか「login 初期化」とかで検索しているからDiscussion Boardで引っかからないのでは?
現象としては「ログインできない」のだから、「ログインできない」で検索するとどう?

これがビンゴ。
Leopardをアーカイブインストールすればログインできないという現象が回避できる可能性があるらしい。
アーカイブインストールの場合、ユーザ設定などまるごと残してインストールするので時間はかかるがやるしかない。
この時点で外は明るくなりはじめていたが、とにかくマシンが動かないのでは話にならないので決行。

まずアーカイブインストール。Mac OS X 10.5.5にまっさらのLeopardをインストールできるかちょっと心配だったが無事インストール成功。
恐る恐るユーザアカウントでログインを試みると無事ログインに成功!
あとは最新版にソフトウェアアップデートをかけてひとまず作業終了。
この時点でお昼直前。いやぁ大変だった。

ただ細かい設定を以前の状態に戻したり、MobileMeの同期をやりなおしたりで全部の復旧作業が終わったのは午後14時。
ほとんど12時間にわたるマラソン作業でした。

で、解決方法は
「OSをアーカイブインストールする」
でした。

ちなみに、アーカイブされたシステムはPrevious Systemsというフォルダにまとめられていて、 15GB弱の容量でした。
逆に言えば、この程度の空き容量がないとさらに困った事態に陥っていた可能性があります。