2009/09/11

1973/09/11 Another 911


今日2009年9月11日、いつものようにiPodに選曲を任せて聴いていたら、突然 Calexico の ”Victor Jara's Hands" が流れてきた。
もうねぇ、iPodの中には小人がいるとしか思えませんよ。
よりによって9月11日にこの曲を選曲してくるとは!

9月11日、つまり911というと多くの人は2001年9月11日にアメリカで発生したあの事件のことを思い浮かべるが、もうひとつの911も忘れてはならない。
それと2001年には被害者だったアメリカだが、1973年9月11日にチリで起こった出来事については加害者だったことも。

Calexicoが歌ったビクトル・ハラはチリのフォークシンガー。彼はそのもうひとつの911の時に逮捕され、数日後に悲惨な最期を遂げている。

このチリの軍事クーデタービクトル・ハラについてはWikipedia を参照して欲しい。
そうすれば、なぜ今日”Victor Jara's Hands”が流れることにビックリしたのかが判ると思う。


またこの軍事クーデターの背後にCIAがいたことはほぼ確定なのだけど、CIAの関与をかなり早い時期から告発していたコスタ・ガヴラスの映画「ミッシング」も、その辺りの事情とか当時の状況を判りやすく描いていると思う。
(シシー・スペイセクとジャック・レモンが熱演!)

チリの911はリアルタイムでは新聞記事でしか知る事ができなかったが、2001年の911は途中からリアルタイムでテレビを見始め、2機目の航空機が突っ込む瞬間、ビルが崩壊する瞬間まで観てしまうというさらにショッキングな出来事だった。

当時、インターネット関係のイベントがNYCで開催されていて、ボクも前年2000年にそのイベントに参加し、2001年もあのテロの数日後に出発する予定だっただけにショックだった。
その後、NYCに住んでいる知人たちから、泣きながら家に帰ったとか、数日は怖くて外出できなかったとかの話を聞き、あの事件がアメリカ人に与えたショックの大きさが良くわかった。

それにあの事件を契機に、世界がすっかり変わってしまった。
もうそれ以前の世界とその後の世界は別物としか思えない。このように世界がガラっと変わったのを実感したのは、70年代のパンク以来である。

このまさにハラの手がジャケットになっているのは彼のアルバム「Pongo en tus manos abiertas...」
昔と違い今はアマゾンで簡単に入手できる。

以下、当時撮影したWTCでの写真を掲載しておく。

1枚目は2000年秋にWTCを下から撮影したもの。
400mを超す高さのビルが並ぶ様は圧巻である。


2枚目はサウスタワー(2WTC)からノースタワー(1WTC)を望む。
こっち側の最上階は展望階になっているけど、ノース側の最上階はレストラン。
貧乏人はこっちで金持ちはあっち...というワケでもないが。
ノースタワーの向こう側に広がるのはマンハッタンの摩天楼。
ちなみに後ろを振り返れば遠くに自由の女神が見える。


最後のは地上410mの展望階から眼下のワールドトレードセンタープラザを見下ろしたところ。