2009/10/11

ABARTH 500


今日は明治神宮まで、日本版ミッレ・ミリアこと「La Festa Mille Miglia」(音が出るので注意)のスタートを見に行ってきました。

やはりこの手の”機械”という感じがプンプンする時代のクルマは好きだなぁ。
いくら見ても飽きないし、当時の技術者やデザイナーたちがどういうコンセプトでこのような造形や機構を選択したのかを推測するのは、単なる技術的な興味を超え、一種の謎解きのようでもあり楽しい。
その当時の情勢や文化的背景まで考えないと答えは見つからないし、その推測の妥当性を巡ってクルマ好きな友人と話を始めると、いくら時間があっても足りない。


スタート開始直前のスタートゲート裏。

最初は張り切って写真をバシャバシャ撮影したのだけど、考えたらここに出ているようなクルマの殆どは既に多数撮影したいたことに気がついた(笑
コッパディ小海なんかは一時は毎年見学に行ってたし、あそこはクルマの展示時間も長いのでゆっくり撮影できたし。

そんなワケで、人も多いし場所も狭いしで、写真撮影に時間を取るのはきっぱり諦め、ゲート裏のカフェに陣取って、出発していくクルマをゆっくり眺めながら雰囲気を楽しむことにした。

今日はスタートを見学した後は表参道ロエベで、話題のセカイカメラを使ったARデモを見学しようと考えていたので、全車がスタートした後、ゆっくり表参道交差点へ移動。

ところが、「シャッター通り商店街と化した表参道ヒルズ」という噂を思い出して表参道ヒルズに入ったのが運の尽き(笑
まずはB3Fの京商(模型屋)のアンテナショップをチェック。最初に京商をチェックと考えた時点で何かおかしくなってたと思う。
このショップではラジコンコースが設置された、まさに隠れた大人の遊び場。ちゃんと営業していて嬉しくなってしまった。

さらにB3Fの奥のスペースではF1の写真展が開催されていて、F1をアーティスティックに撮るカメラマンたちの写真を見ているうちに完全に何か切れてしまった。
ロエベだARだなんて考えは完全に吹っ飛んで、青山へ移動してFIATカフェをチェックしようということに。

すぐに地下鉄で青山一丁目へ移動。
これまでなら、この時期はホンダ本社ビルにはF1カーや日本GP関係の展示がされているのだが、悲しいかな今年はファミリーカーばかり。なのでホンダを横目で眺めつつFIATカフェへ。

「日本におけるイタリア2009」の情報発信センターも兼ねるここに展示されていたのはFIAT 500C。いわゆるニューチンクですね。

これまでもチンクはイベントなどで何度もチェックして、リアパネルを開けては「あっエンジンがない!」とか騒いだり、シートに座ってみたりはしていたんだけど、今日は他に客もいないし、じっくりゆっくり観察。

前書きが長くなったが、今日ようやく発見したのだが、このクルマのペダル配置がスゴい。
スゴいというより素晴しい。

この500Cは右ハンドルでミッションはシーケンシャルで2ペダル。
そのペダル配置の写真がコレ。



ブレーキペダルが左にオフセットされ完全に左足ブレーキを意識している!
しかもアクセルペダルはステアリングシャフトのほぼ真下、やや右寄りに吊り下げらている!
つまり、身体を車体中心線に向け、右足でアクセル操作、左足でブレーキ操作、シフトはシーケンシャル。
おまけにペダル類も奥まって配置されているので、足を投げ出し、ストレートアームでステア操作するイタリアンポジション!
もうやる気まんまんモードじゃないですか。
それにこれ、マニア向けなクルマじゃなくて普通の大衆車なんですけど。

もう感嘆しちゃいましたね。イタリア人ってこんな大衆車でも、いや大衆車だからこそ頑張りがいのある運転ができるよう考えているんですねぇ。
無理矢理な右ハンドル車だと身体が明後日の方を向いてしまうことも多いし、スポーティーを謳いながら身体を真正面を向かせようとする、基本的なことが判ってない国内メーカーとかと違って、さすが(今や)天下のフィアットって感じですね。

感心しながらカタログを貰って眺めていたら、スペック的にボクにドンピシャなモデルを発見。
それが ABARTH 500
総重量1,300Kgで130ps。これは普通に走っても頑張って走っても絶対に面白いハズ。
しかも5速MTしか用意されていない(ATなABARTHなんてのも考えられないけど)

うーむ、久しぶりに熱く語れるマシンを見つけたような気がします。
永らくチンクに関しては「(映画グランブルーの)エンゾが乗るチンクこそが一番格好良い」と信じて疑わなかったのですが、このニューチンクのアバルトモデルならそれよりは現実的かなぁと(笑