2009/11/11

怒濤の一日

しかし、2009年11月10日は怒濤の一日であった。

Twitterな世界だと話が細切れに分断されてどどっと流通するのでずいぶん古いニュースのような気がするけど、実はついさっきというのが多い。
自分のTwilogを参考にしながら時系列でまとめてみよう。

まず早朝
「Googleがモバイル広告のスタートアップAdMobを7億5千万ドルで買収」
「Mac OS X 10.6.2 がリリース」
「Twitter に Location-base Trends API が追加」

午前
「ソフトバンクモバイルの新製品発表」
「篠山紀信 わいせつ容疑で家宅捜索」

午後
「ドコモの新製品発表」
「TwitterとLinkedInのパートナーシップ(ステイタスの同期)発表」
「エアロスミス依然ごたごたが続く」


「森繁久彌死去」
「市橋容疑者確保’、逮捕、身柄移送」
「豪雨」

これだけのことが一日で起こったワケだが、自分に関係ある話が多くて情報をフォローするだけでも疲れた。

Twitterでは十分なコメントができないので、ここで補足しておきたい。
まずエアロスミス。あ、これはTwitterで「しばらくJoe Perry Project と Steven Tyler Project で別れて活動しながら頭を冷しなさい」と書いたので決着済みか(笑

携帯系の話ではSBMとDoCoMo。
別に発表会に行った訳ではないがTwitterでリアルタイムにフォロー出来るようになったのがスゴい。
まぁそれは置いといて、

SBMはWi-Fi携帯が目玉。
スマートフォンではない普通の携帯にもWi-Fiを搭載し、リッチメディアな再生環境を携帯でも実現すべく、スペックを充実させるという方向。
そのリッチメディアなコンテンツもかなり頑張って揃えてきたところもポイントだろう。
あと問題はWi-FiのAPをどれだけ拡充できるかだが、「都市部の高感度層にアピールしてから全国展開」なんて戦略的発言があったりしたので、まず東名阪からカバーしていくのだろう。
しかし、その発言でも判るように、典型的な弱者の戦略を取っているのが面白い。
ただ個人的なヒットはタランティーノ。なぜにタランティーノ!?w

対するドコモはオートGPSなど要素技術を積み重ねて、携帯これ1台でユーザの生活をサポートしますよというインフラ化施策を進める方向。
もうITとPCとか横文字判らない人はこれ使ってなさいという王道路線。
ガラケーと呼ばれようが何だろうが便利なら文句はなかろうという(笑
たぶん、これはこれで正しい方向だろうと思う。未だマジョリティである情報弱者にとって、ドコモの携帯とサービスは欠かせないものだろう。
あと気になるのは「iPhoneはあきらめていない」発言。昨年SBMからiPhoneが出るということが決まってからずっとこのように言い続けているが、これは公正な競争を阻害する発言ではなかろうか。
昔、IBMが競合を潰すために存在もしない「画期的なコンピュータを出す」と言い続け競合製品の買い控えを引き起こしたり、最近ではMSがGOのペンOSをつぶすために「画期的なペンOSを出す」と言ってGO自体を葬りさった事件を思い出す。
ドコモが可能性を臭わせる発言をし続ける限り、iPhoneを使いたいドコモユーザはSBMへの乗り換えを控え続けるのだから。


そして早朝の大ニュースがAdMobの買収。
日本円で700億円という金額じゃなくて7.5億ドルで考えると、あのYouTubeのほぼ半分。どれだけ大きな買収であったか判ると思う(ダブルクリックの買収価格はYouTubeなどより遥かに大きかったが)。
Googleがモバイルのディスプレイ広告市場にどういう形でいつ参入するかは、みな注視していたと思うが、AdMobにこれほど早く手を伸ばすとは思わなかったというのが正直なところ。もう少し市場の様子を眺めてから動くと思っていたが、これだけ市場が急激に立上がっている以上、うかうかしていられなかったのだろう。
これで、広告のモバイルシフトがいくら進もうとしばらくはGoogle帝国健在だろう。
あとは日本のモバイル広告市場に対する影響だが、最近モバイル業界から距離を置いていただけにちょっと読み切れない。
ガラケーとキャリアの政策に依存した日本の特殊なモバイル広告に対するインパクトは大きいはずだが。
それより練炭女のせいでモバイル広告の大広告主である出会い業界が出稿を控えているのではないか、そちらの方が心配であるw