2009/12/21

何度もおいしいNo Man's Land


フランス大使館で1月末まで大絶賛開催中の「No Man's Land」にまた行ってきました。
前回はオープン2日目に2時間ちょっと時間をかけたのだけど全部を観られず、今回は3時間余裕をもって行ってきました。結果的にはそれでも全然足りなかったかど(笑

まず、展示内容がかなり入れ替わってます。
この武満徹の写真やオノ・ヨーコのGrapefruitsを想起させるインスタレーション(アーティスト名忘れた)が展示されていたプレハブ1棟がまるごとなくなっていたのはビックリというか、もう一度ゆっくり鑑賞しようと思っていたのでちょっと残念。
前回は階段にも椅子を積み上げるというインスタレーションが行われていたのですが、さすがにあれは消防法の問題もあるのか撤去されてました。面白かったのになぁ。

また最初の頃はバンタンやファッションブランドの展示が行われていた別館の方ですが、今は東京芸大の学生たちの作品が展示されていました。
これもゆっくり鑑賞したかったのですが、今回も時間切れで駆け足鑑賞。

その代わり、展示作品が増えていたり、鑑賞にまごつかないよう工夫改善がされてました。
例えばこの廊下の壁画。作品も増えているし、最初の頃と違う作品に入れ替わってたりしました。

基本的に1部屋1作品なのですが、最初の頃はどの部屋に作品が展示されているのか判りづらく、ボクは大使館内全てのドアを開けて中を確かめました。
それで鑑賞に時間がかかったり(だって部屋が空っぽに見えても、そのこと自体が作品かもしれないし... もしかしたら天井に小さく”YES”と書かれているかもしれないじゃん!)、あるいは見落としがあるかもと不安だったりしたのですが、今は作品が展示されている部屋のドア付近には番号が書かれています。
だからトイレのドアでも番号が書かれていればその中では展示が行われているし、番号が無ければそれは本物のトイレです(笑


この壁画なのか造形物なのか写真では判別しがたい作品も最初の頃はなかったように記憶してます。
単にボクが見落していたのかもしれないけど。

とにかくしつこく書きますけど、全部を鑑賞する時間は3時間じゃ足りないです。
それと昼間と夜とでは見えるものがガラっと変るので、午後から夜にかけて滞在できるようにすべきでしょうね。
午後3時頃入って一通り鑑賞し、日が暮れたら夜のインスタレーションを楽しむというのが正解でしょう。





この作品は、最初はつぼみから始まり、毎日幹や葉が増え、最後は大きな木になるというものだそうです。
オープン2日目の時点では壁に葉っぱが1葉あっただけだそうなので、それは気が付かないって(笑

たしかに制作机だけがある空っぽの部屋があったことは記憶してますが、その部屋がこうなるとは。
やはり何度も足を運ばないといかんですねぇ。



これも1ヶ月かけた作品。

始まった時点では部屋の中は見せず、中でギーコギーコとチェロを練習する音だけが聴こえてました。
下手クソで恥ずかしいので練習風景を見せられません・・という設定だったのかな?
もしかしたらあの練習音もライブではなく録音だったのかもしれません。

それが、もう一度行ったらこの通り。4週間ですっかり上手になったので演奏会をします! というインスタレーションだと思います(たぶん)。

左のマネキンはあれですね、「チェロを弾くには女体を愛でるように・・・」という格言をシンボライズしたものだと思います。



この部屋は客も一緒になってペインティングをしていた場所。

4週間経ったこの日はクラブに大変身!








最初の頃は本国との秘密通信用パラボラアンテナなどが残されたままだった中庭では、この日はパフォーマンスが行われていました。

舞踏とノイズミュージックをフィーチャーし、「この土地の歴史を大地から引き上げる」というもの。
約40分のパフォーマンスでしたが寒い中にも関わらず多くの観客が釘付け!

これはたまたま遭遇したイベントでしたが、たぶん毎週末異なるイベントが展開されているのでしょう。

しかし、舞踏なんて判るのは日本人とヨーロッパ人だけだろうなぁ。
そういえばAntony & The Johnsonsの来日が発表されましたが、なんと大野慶人(と大野一雄のフィルム)の舞踏とのコラボライブ! 行くしかないですねw

開催期間も残り1ヶ月ちょっとになりましたが、実質週末しかオープンしないし、徐々に話題にもなっているので、たぶん終了間際になるとかなり混むと思います。早めに見に行きましょう。