2010/02/28

キャスリン・ビグローの「ハート・ロッカー」は必見!


キャスリン・ビグローの新作「ハート・ロッカー」試写を観てきました。

観る予定がなかった「アバター」を観たのは、この「ハート・ロッカー」が非常に良かったので。
元夫婦同士のアカデミー争いという下世話なネタもあって、じゃあ元夫の評判の新作はどうなのかと興味心でアバターを見てしまいました。

同じように元夫婦の最新作を続けて観ようという人は、アバター → 次にハート・ロッカー とすべきですね。ボクのように妻 → 夫の順番で観てしまうと、最初の素晴らしい余韻がすっかり興ざめですから(笑

内容はイラクに派遣された爆弾処理班の物語。
格好良い戦争ものではなく、おそらく今のイラクの現状を反映したヘビーな日々をドキュメンタリータッチで描写。
カメラもハンディカムで撮ったような臨場感あるもの。
たしかに迫真の爆弾処理の場面とか、何が起こっても不思議でないイラクの戦場(いや公式には戦場ではないけど..)シーンとかが多いので、戦争あるいはアクション映画にジャンル分けされてしまうかもしれないけど、これは主人公のパーソナルな内面を描いた映画ですね。

主人公は戦争で壊れてしまった人間なのか、もともと壊れた人間だったので戦場しか生きがいが見いだせないのか。
こういうタイプの人間が出てくる戦争映画は多いし、そしてたいていそれは傑作なんですが、中でもこれはリアル。あまりにリアル。
たしかに英米のメディアが絶賛するのが分かります。

アバターと違って低予算だし、俳優の知名度も低いけど、映画とはしてはあっちより数段上。素晴らしい。
アカデミー効果で日本公開になったのが本当に良かったと思える一本でした。