2010/03/16

「Dr.パルナサスの鏡」はギリアム節全開だったよ


3月14日はホワイトデー。まぁボクには関係ありませんでした。
毎月14日は東宝系映画館の料金が千円になる日。
14 = 10 + 4 = とう + フォー ≠ とうほう = 東宝

で、せっかくだし何か映画をと探したら、近くでテリー・ギリアムの(今のところの)最新作である「Dr.パルナサスの鏡」をやっていた。
1月に公開され、ギリアムファンとしては早く観なければと思っているうちにあっという間に終わってしまった映画。ここで観逃すとしばらくスクリーンで観ることができないので、万端整えて出撃。

いやぁー、ギリアム節全開!
ブラジル + バロン + フィッシャー・キング + パイソンズ!
カーニバルを周る旅芸人一座、どこか荒廃した現代都市ロンドンの光景、強烈なビジュアルイメージなどなど、いかにもギリアム的な。
観ていてクラクラするほど刺激的で、これは大スクリーンで観て本当によかった。

ストーリーは「ファウスト」
悪魔(トム・ウェイツ!)と契約し不老不死を得たパルナサス博士だが、その代償としてあるモノを差し出さなければならず・・・
展開する内容はパイソンズ的なブラックユーモアやギリアムらしい荒唐無稽なものが積み重ねられ、パルナサス博士と悪魔の知恵比べ、ヒース・レジャー他が演じるトニーと彼を追うギャングたち、パルナサスの娘ヴァレンティナと彼女を想うアントンが入り乱れ、最後のあっというラストシーン、ハッピーエンディングで思わずホロっとするエピローグまで息をつくヒマもなし。
あっという間の2時間だけど、もっとこの世界に浸っていたいと思わせるほどの映像世界。

そうだ、世界を世界たらしめる為に永遠に物語を語らなければならない僧侶たちのシーンはどこかで観たか読んだなぁ。
元ネタはチベット僧だったか。
あのシーンも含め、いろいろネタやメッセージが散りばめられていそうだけど、一回観ただけでは気が付かなかった部分も多いと思う。
とにかく映画的な情報量が多すぎて、今回は映像を堪能するので精一杯だったような気がする。
DVDになったらもう一度、いや何度も観直すことになりそうだ。