2010/03/15

映画「Soul Power」の日本公開は6月12日から!


1974年にキンシャサで行われたモハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの対戦と並行して開催された音楽フェスティバル「Soul Power」
そのフィルムが編集され映画になり、2009年の7月に全米公開された。
観たいよ〜という記事は既に書いた
日本公開が待ちきれないのでBDを米アマゾンに注文したよ〜という記事も書いた

そのまま続きを書くのを忘れているうちに、この映画の日本公開が決まってしまった(笑


公開日は2010年6月12日から。
シネセゾン渋谷のレイトショー(時間未定)で上映される。
配給はソニーではなくてアップリンク。あちこちで単館上映されることになるのだろうが、とにかく日本できちんと日本語字幕が入って公開されるのは喜ばしい。

関係者のブログによると、アップリンクからボーナストラック付きで日本版DVDを出すらしいので、そちらにも期待したい。

さて、映画の中身だが、僕も米国版を英語字幕で観ただけなので、間違って理解している部分もあるかもしれないことをまずはじめに断っておきたい。

3日間にわたって開催されたフェスティバルを記録したフィルムは120時間以上分が残されているらしいが、この映画は90分ちょっと。
しかも、フェスティバルの裏方の部分やアリのスピーチなどが半分近くを占めている。
以前の記事でも”「アリ かけがえのない日々」を使い回しているシーンも多い”という噂を紹介したが、実際にその通りだった...

なので、演奏シーンはおそらく40〜50分程度。
JB御大が2曲演るのを除けばB.B.キングもジャズ・クルセイダースもセリア・クルーズ/ファニア・オールスターズも一組一曲だけ。
演奏シーンはどれもとても熱の入った素晴らしいものばかりなので、これはあまりに勿体無い。この演奏、テンションが続くのだったら4時間くらいの長さがあっても絶対に飽きないと思うのだが。
将来、ロングバージョンとか無編集バージョン(だだ漏れw)がリリースされるのだと思いたい。
一般客向け劇場公開版が90分でも、ファン/マニア向けに10時間分くらい入ったBoxセットとか出してもよいと思うのだが。

でも不満はその程度。
1974年。つまりソウルが「ニュー・ソウル」の時代になり、社会にも高学歴で中産階級な黒人が増えていた時代である。
ニューソウルがそうしたリスナーを主な対象にしていたことや、混乱の時代を経て建国200年を目前にした高揚感もあり、スピナーズにしろビル・ウィザースにしろ音もメッセージも極めてポジティブで希望溢れるもの。
サルサも同じような背景があるので、セリア・クルーズの自信溢れるパフォーマンスを見れる。
行き過ぎちゃってディスコになる直前の、ソウル、サルサの絶頂期を楽しめる幸せな映画ではある。

ともあれ、待ちきれずにBDやDVDを買ってしまった人も大画面、大音響で観直したい、観てない人は映画館に駆けつけるべき映画である。