2011/04/23

審判の日は来なかった

昨日2011年4月21日は「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」における審判の日。

実はクロニクルズはよく見てないんだが、そこではサイバーダイン社(Cyberdyne)のスカイネット(SkyNet)が自我を獲得し人類に反乱を起こす日、審判の日は2011年4月21日という設定だったらしい。

ところが、まさにその4月21日にAmazonのクラウドサービスEC3にかつてない大規模障害が発生し、そのサービスを使う多くのインターネット上のサイトがダウンしてしまった(現在はほぼ復旧)。
FoursquareやHootsuiteなどの人気サービスも障害の影響を受け困惑したユーザも多かったようだ。

しかし、よりによって「審判の日」である4月21日に、これまで大規模障害とは無縁だったAmazonがダウン!
ということは、AmazonはSkyNetからサイバー攻撃を受けているのではないか、SkyNetは実在したんだ!!
日本では原発事故だしアメリカではSkyNetが自我に目覚めたし、人類はもうお終いだ・・

と一部ではパニックになったとかならないとかw

さっそくAmazonの開発者向け掲示板に
Did Skynet destroy zone us-east-1c?
と質問がアップ。

それに対してAmzon側から正式に回答があって

From the information I have and to answer your questions, SkyNet did not have anything to do with the service event at this time.

だそうである。

少なくとも、今回の障害に関してはSkyNetは関係していないようである。
つまり昨日の時点ではSkyNetは未だ自我を獲得していないと。

きっとどこかでターミネーターやジョン・コナーが活躍してくれて、そのおかげで審判の日はまたも先送りになったようである。

Vivian Maierの新サイト

以前 ”Vivian Maier - Her Discovered Work" という記事でストリート写真家のヴィヴィアン・マイヤーを紹介した。

紹介当時は彼女の写真の発掘者の人が自身のブログで写真などを紹介している形式だったが、この度きちんとドメインも取得し、公式サイトとしてオープンした。

サイトは Vivian Maier (www.vivianmaier.com)

200点弱の写真(4月21日時点)、その生涯を解明したレポートなどが掲載されている。

分類された写真を改めて見直すと、繁栄を謳歌するアメリカの裏側の、市井の人々の決して幸福そうに見えない姿が多く、彼女が50年代のアメリカの都市に何を見出していたのか分かるような気がする。

2011/04/09

Now or Never オノ・ヨーコの名曲

ヨーコ・オノというとワケの分からん音楽やパフォーマンスをやってるイメージが強い。
でも、特に70年代にはロックアルバムを何枚も出していて、個人的にはどれも素晴らしいと思う。
それにとにかく当時の彼女は本当に格好良かった。
それは音もそうだし、彼女のアティチュードや姿格好まで。
それに彼女がいたからマドンナのような人も受け入れられたし、それが今のレディ・ガガなんかにまで繋がっていると思う。

1972年のシングルで、1973年のアルバム「Approximately Infinite Universe」(邦題:無限の大宇宙)にも収録されている「Now Or Never」が最近のお気に入り。
311以降の、既に壊れていたことが明白になってしまった今の日本にこれほどピッタリの曲もないのではないかと思う。

「Now or Never」は当時のベトナム戦争ずぶずぶのアメリカを批判し今からでも遅くない目を覚ませという歌詞だが、歌詞中のAmericaをJapanに置き換えれて聴いてみれば、それは今の日本にもそのまま当てはまるようだ。

なおこの曲はその歌詞中に ”独りで見る夢はただの夢、皆で見る夢は現実になる” (Dream you dream alone is only a dream, but dream we dream together is reality) という有名な一節が含まれていることでも知られている。

とりあえず字幕入りビデオと歌詞を。



Are we gonna keep pushing our children to drugs?
Are we gonna keep driving them insane?
Are we gonna keep laying empty words and fists?
Are we gonna be remembered as the century that failed?  
People of America, when will we learn?
It's now or never, there's no time to lose. 
Are we gonna keep sending our youths to war?
Are we gonna keep scaring rice fields and infants?
Are we gonna keep watching dead bodies over dinner?
Are we gonna be known as the century that kills?  
People of America, when will we stop?
It's no or never, there's no time to waste. 
Are we gonna keep pretending things are alright?
Are we gonna keep our mouths closed just in case?
Are we gonna keep putting off until it's too late?
Are we gonna be known as the century of fear?  
People of America, when will we see?
It's now or never, we've no time to lose. 
People of America, when will we see?
It's now or never, we've no time to lose. 
Are we gonna keep digging oil wells and gold?
Are we gonna keep shooting the ones that tries to change?
Are we gonna keep thinking it won't happen to us?
Are we gonna be known as the century that kills?  
People of America, please, listen to your soul,
We can change the times to century of hope. 
'cause dream you dream alone is only a dream,
But dream we dream together is reality.

ボブ・ディランの中国公演

かねて噂のボブ・ディラン初の中国公演が4月6日の北京、8日の上海で実現した。

ディランの公式サイトに掲載されたセットリストは

01. Gonna Change My Way Of Thinking
02. It's All Over Now, Baby Blue
03. Beyond The Horizon
04. Tangled Up In Blue
05. Honest With Me
06. Simple Twist Of Fate
07. Tweedle Dee & Tweedle Dum
08. Love Sick
09. Rollin' And Tumblin' (Elmore James cover)
10. A Hard Rain's A-Gonna Fall
11. Highway 61 Revisited
12. Spirit On The Water
13. Thunder On The Mountain
14. Ballad Of A Thin Man
15. Like A Rolling Stone

Encore:
E1. All Along The Watchtower
E2. Forever Young

上海公演では多少曲目が変わり、「見張塔からずっと」や「激しい雨が降る」などが落ちて、代わりに「廃墟の街」などが演奏されている。
(北京公演のセットリスト、上海公演のセットリスト)

今の中国でディランのようなアーティストが公演を行うにはいろいろ制限があるようで、両者とも公には認めていないが演奏する曲目はあらかじめ検閲され認められたもののようである。
そして実際、中国公演前のセットリストとは異なるものになっている。

例えばあの「風に吹かれて」は演奏できなかったし、アイ・ウェイウェイを連想するような「ハリケーン」はもちろん不可、ましてや「マギーズ・ファーム」なんて絶対無理。

そして実際の公演でも、曲間のMCでディランが何か喋るのではないか、あるいはハプニング的に何か歌うのではないか、そんな自体に備えて公安当局が2000席を確保しているとか、かなり緊張した雰囲気でのコンサートでもあったようだ。

でも検閲をくぐり抜け Like A Rolling Stone 〜 All Along The Watchtower 〜 Forever Young と連発したディランは立派だと思う。まぁひいきの引き倒しだけど。

検閲しようにもこれらの曲には直接的な言葉は含まれていない。でもその歌詞が何を意味しているかはディランを聴く人にはよく判っているから。

たぶんディランなんか聴いたこともなかった検閲官には理解できなかったのだろうが、
「ライク・ア・ローリング・ストーン」は今のままでいいのかという中国の人々へのアジテーション、
「見張塔からずっと」はこれから来るだろう動乱の時代の予告、
そして最後の「Forever Young」は天安門広場に集った人々への讃歌。
あまりに明確なメッセージ。

問題はそれが2万人の中国人観客に届いたのだろうか・・

ジム・モリソンの代わりにポール・ロジャースを考えていたドアーズ

数日前だがアメリカAOLの音楽サイトSpinnerに「The Doors Wanted Paul Rodgers to Replace Jim Morrison」という記事が掲載されていた。
オリジナルは今月号の英国Uncut誌に掲載されているらしいんだが、あまりに驚くべき話。

1971年にジム・モリソンが亡くなった後、遺されたドアーズのメンバーは元フリー(当時)のポール・ロジャースを新しいボーカルに迎えようと考えていたそうだ。
なんでもドアーズの3人はポール・ロジャースのファンだったらしい。

でもどうやってポールとコンタクトを取れば良いのか判らず、とりあえず英国までポールを探しに行ったらしい。
しかし結局見つけることが出来ず、最終的にはレイ・マンザレクがボーカルを担当することになり3人で再出発したと。

いやぁ、これは凄い、本当に凄い話だ。
いくらファンとはいえ、ジム・モリソンの代わりがポール・ロジャースという発想は普通しないだろう。

たぶん1971年頃の後半の話だと思うが、その時期はフリー(の最初の)解散直後だったし、たしかにコンタクトを取るのは難しかったかもしれない。

それにしてもドアーズとポール・ロジャースの組み合わせ。実現していたら・・ちょっと想像できない。
でも、某女王バンドとの組み合わせよりかは馴染んだかもしれない。考えてみれば、ドアーズはLAのアングラブルースバンドとしても捉えることができるから。

そしてこの記事を読んでから慌てて3人ドアーズの「Other Voices」と「Full Circle」を聴き直してみた。
たしかにOther Voicesの方はそれっぽい音でもある。ボーカルをポールのようなブルージーでソウルフルなものに脳内で置き換えても違和感がない。
なるほど、これからは3人ドアーズをそういう前提で聴くことになるのだろう。

またレイを除く2人(ロビー・クリーガーとジョン・デンズモア)が、やはり英国のブルース/R&B系シンガーのジェス・ローデンと組んだButts Bandというのがあって、これはこれで1970年代初頭の英国ファンキーロックの成果で、早すぎたバドカン(でも地味だけど)でもあるんだけど、昔から ”なぜドアーズ残党とジェス・ローデンが?” という疑問があった。

なんとなく、アメリカで食えなくなった二人がイギリスへ出稼ぎに行って(当時)流行りの音を出してみたのかなぁと思っていたのだけど、そうじゃなかったんだ。
ああいう音やボーカルがドアーズ残党側の選択だったんだね。そして失礼ながら小型ポール・ロジャースでもあるジェス・ローデンを選択したということであったと。
これで多くのドアーズファンや英国ファンキーロック好きの長年の疑問が氷解したことになる。

下はその Butts Band の「Be With Me」
ドアーズの2人とジェス・ローデン、ベースはフィル・チェンである。


2011/04/04

Facebookの大災害

3月中旬頃から存在したらしいのだが、Facebookの個人ProfileをFacebookページに変換する機能が提供されている。
URLは http://www.facebook.com/pages/create.php?migrate
ただし、説明を良く読み、何が行われるか充分に理解し、それでも実行したい場合のみにすること。

実はこれを何も考えずに実行してしまい、酷い目に遭っているところ。

個人Profileを元に個人名のFacebookページを生成する機能だと理解して実行したのだけど、実はいろいろな条件があり、しかもそれが充分説明されていなかったのが問題だと思う。

とにかく最大の問題は、この変換(Migration)を行うと
「個人アカウントが強制的にビジネスアカウントに変更される」

ビジネスアカウントではフレンドのWallも読めないし(全公開されていれば読める)、Messagesも受け取れないし過去のMessagesも読めない。
要するに、自分のソーシャルグラフを失い、Messagesによる連絡手段も失うということ。

考えられる解決方法は2つ。

一つは、新たに個人アカウントを作成して、ソーシャルグラフをつくり直すこと。
ただし、Facebookはその規約で1個人が個人アカウントとビジネスアカウントの両方を持つことを禁じているので、バレた場合にどちらかのアカウントが削除される可能性がある。

もう一つはビジネスアカウントから個人アカウントに戻すこと。
初めからビジネスアカウントであれば、個人アカウントへ移行することは可能だが、今回のような場合は個人アカウントへ戻すことが出来ないようだ。実際、ビジネスアカウントのページにそのような機能が見当たらない。

ということで、今はFacebook上でフレンドの動向も見えないし、Messagesを貰っても読めない(笑

同じようにウッカリしてしまったユーザーが多数いるようで、世界中で大騒ぎになっている。しかも、有名ITブロガーの中にも興味本位でやって同じような目に遭っている人もいたりで、週が明ければさらに被害(?)が拡大しているかもしれない。

なので、あくまで期待だが、近日中にFacebook側から救済策が提供されるのではないかなぁと考え、もうしばらくの間はFacebookを放置して対応を待ちたいと思う。

ということで、Facebookのお友達のみなさん、しばらくFacebook上でのアクティビティが極端に下がってますし、過去のやり取りが見えないかもしれません。ご了承下さい。