ハンニバル・ライジング(映画版)

先月末の小説版ハンニバル・ライジング発売と連動して、本日21日から映画版ハンニバル・ライジングの方も公開開始。
先行上映を観てきました。
うーむ、せっかくの週末の夜の2時間半をどうしてくれる? という感じの見事な二流B級映画でありました。いや、B級はB級で貶し言葉ではないのですが。
敗因は映画(というか映像)を理解していないのではないかと思われるトマス・ハリスご本人による脚本、だらだらした映像しか撮れなかった監督のピーター・ウェーバー。

敢えて見所を挙げてみよう
・ストゥーカ(ユンカースJu87)による戦車攻撃のCGシーン。
 ストゥーカ対T-34というのは好敵手だったからね、このシーンは必見
・対空機銃を装備したT34によるストゥーカ撃墜シーン。
 こんなT-34が実在したのか史実的に正しいのか分からないし、どこまでT-34を再現しているのか識者の意見を待ちたいが、とにかく戦車で爆撃機を撃墜してます。すげー。
・第二次世界大戦の東部戦線での戦闘シーン。まぁこの程度だったらもっと上手く再現している映画はいくらでもあると思うんですが、この映画中では良くできた方かなぁ(笑

といった感じで見所満載。しかしホラー/サスペンスなんだけど最高の見所がストゥーカって・・・

そうそう、前作「ハンニバル」ではFBI捜査官ウィル・グレアムに”やるっきゃない”と言わせ我々をズッコけさせてくれたあの戸田奈津子(もしかしてこれは社名なのか!?)が今回も字幕担当。しかしこの人、原作を読むとか映画のポイントを理解するとかせずに、セリフを即物的に訳すんだよなぁ。英語とのしてのニュアンスはともかく、台詞としてのニュアンスはきれいさっぱり捨て切ってくれるんだもの。

あとは撮影場所かなぁ。前半部はチェコで撮影したらしいのですが、ちゃんとチェコのスタジオでポスプロまでやっているようなんですよ。ハリウッド資本を投入して東欧などで安く撮影、設備と人材があればポスプロまでやってクオリティを維持しつつまさらにコスト削減。
この手のやり方でトータルの撮影コストを安く抑え、その分をマーケやPRに使うという流れが今後どんどん増えそうですね。
このエントリーをはてなブックマークに追加