今宵、フィッツジェラルド劇場で


ロバート・アルトマンの遺作、「今宵、フィッツジェラルド劇場で」を観てきました。
夜中に頑張って見た「ハンニバル・ライジング」があれだったもので(笑)、お口直しにロバート・アルトマン。予定ではこっちは公開直後に観ておくつもりだったのですけどね。
あ、←画像はアルトマンの傑作の一本「M★A★S★H」。これも小説と映画に影響受けまくり、ボクの人格形成に大きな影響を与えたと思われる映画ですね。

それはさておき、今宵フィッツジェラルド(Prairie Home Companion)。実在のラジオ番組とその中心人物(ギャリソン・キーラー)をモデルに、アルトマンらしい愛すべき人物たちの織りなす群衆劇。
30年以上に渡って続いて来たラジオ番組の最後の収録の日とその後日談・・だけだし、最後のシーンを除けば1950年代あるいは60年代という設定でも違和感のないような普遍的な物語で、特にメッセージ性があるわけでもない普通のお話。

でもこんなに魅力的な映画になっているというのは、脚本(ギャリソン・キーラー)や監督の才能や志の高さの証なんでしょうね。

演奏される音楽は古き良きC&Wとソウル。こういうレビュー形式のショーやそのライブ放送というのは中西部ではウケるんだろうなぁ。実はこの手のC&Wって嫌いじゃないしね。音楽を始めた時に身近にあったフォーマットがC&Wだったというだけで、時代が違えばロックやパンクをやっていただろうというメンタリティのパフォーマーも多いし(例えばジョニー・キャッシュとかハンク・ウィリアムス)、それが分かって聴けば実にヘビーな面もあるし。

ということで、音的にも映画的にも満腹感いっぱいの映画でした。字幕もちゃんとしてたよ。
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