R.I.P. Kurt Vonnegut

ヴォネガットが亡くなりました。

ここ10年ほどは小説を書く事を止め、エッセイ(例えばA Man Without a Country)など中心に発言し続けていました。
でもそれはいつか来るヴォネガットのいない世界への心の準備を僕たちに与えてくれるためだったのでしょうか。

ある年代の人のそれこそ人生観、世界観にまで大きな影響を与えたヴォネガット、ある意味文学界のジョン・レノンと言っても過言ではないと思ってます。
そいうものだ、So it goes...  このたった一言に込められたヴォネガットの想いを切実に感じられる人ほどヴォネガット逝去の知らせを切実に感じているのではないでしょうか。

個人的には、ヴォネガットの長編は全部読んでます。念のためWikipediaで調べたけどやっぱり全部読んでました。
特にお勧めは代表作でもある「スローターハウス5」と「猫のゆりかご」かな。絶版も多いみたいだけど、何とか手に入れてなぜ彼がこれほど多くの人に影響を与えて来たのか読み解いて欲しいです。もともとヴォネガット人気に火をつけたのは米国西海岸の、特にバークレーあたりの連中らしく、その辺りの知的風土、時代背景などにも思いを馳せてもらうと、さらに判り易いかもしれないですね。

そう、スローターハウス5にはジョージ・ロイ・ヒルが映画化したものもあり、これも傑作。彼が「明日に向かって撃て」を撮ったのは、スローターハウスを映画化する資金を稼ぐためだったという逸話もあります。
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