ワイルド・ギース

古き良き時代の映画をもう1本。
「ワイルド・ギース」

1978年だから、決して古い映画ではないですね。でもこの頃までは、銃を撃つ、敵に弾が当たる、とにかく死ぬ・・・というお約束が生きていて、どんなに激しい銃撃戦があっても決して血生臭くはならないんですよ。
いつの頃からか、その辺りにもリアリズム追求の波が押し寄せ、弾が当たったら本当はこうなるハズだから映像もそのように・・・グロい描写が普通になっちゃいましたけど。僕は映画にそこまでのリアリティは要求しないんですけどね。

映画自体は傭兵ものなんですけど、単なる傭兵のお話ではなくて、英国伝統の冒険小説のノリで捉えた方が良いと思いますね。リーアム・デブリンが出て来てもおかしくないというか(笑

傭兵の隊長がリチャード・バートン。そのブレーンがロジャー・ムーアにリチャード・ハリス。なんつうか、三船プロの重鎮たちみたいな感じですが、当時はリチャード・バートンを筆頭にこれから人生も下り坂を迎え、自分の人生にどう決着を付けようかという感じが良く出ているなぁと思ったものです。でも改めて観返すと、今の僕と同年代じゃん。これは参った。

この三人以外にも重要人物がいっぱい出て来るのですが特にヒーローが居る訳じゃなく、一人一人丁寧に描かれていてさすが英国映画ですね。

リチャード・ハリスはこの映画での名演で、僕にとっても忘れられない「歳をとるならこうなりたい」人になりました。
傭兵たちが脱出に使う飛行機はDC-3ダコタ。これもこの時以来、僕のウォントリスト筆頭に居座り続けています。
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