Mavis Staple


Staple SingersのリードボーカリストであったMavis Stapleの新作「We'll Never Turn Back」。
本国ではずいぶん前に発売されているのですが、日本盤もようやくにして今月末発売の模様。

このアルバムタイトル、アルバムジャケットからして、往年のソウル、それも公民権運動盛り上がる時代のソウルを蘇らせるかのよう。
ジャケットを開くと・・・Mavisの父親Popsがマーチン・ルーサー・キング牧師と並んで映る写真が目に入り、否応でもこのアルバムのコンセプトが何かを訴えてきます。

曲は基本的にトラディショナルとRy Cooderとの共作曲。Ry Cooder!?

実はこのアルバムのプロデューサーはRy Cooder。バックはRyとJoachimのCooder親子、その人脈でジム・ケルトナーなど。
音の方は強力なルーツ系R&B、ゴスペル。Staple SingersやMavis/Princeの音とはちょっと違い、もっと真っ黒系。
むしろRy CooderのBop Till You Drop辺りの音を思い浮かべ、Bobby KingのボーカルをMavisに置き換えてもらえると判り易いかもしれません。

21世紀にこのような強力で正統派なR&B〜ゴスペルアルバムが出てくるとは。もちろん良い意味で驚きですが。
でも逆に、21世紀になったのに心ある人々が未だにこのような公民権運動の流れを汲むメッセージ色が強いアルバムを出さざるを得ないアメリカの現実というのがあるのかもしれません。
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