昼下がりの決斗

ぼけーっと午後のTX「CSI:マイアミ4」を見て、続けて本日の映画は「昼下がりの決斗」・・・えっ、サム・ペキンパーでしょ!?
初期の代表作と言われながらも、恥ずかしながら本日が初見。午後の睡魔も一瞬で吹っ飛び、じっくり鑑賞。

ストーリーは昔気質の元名保安官(ジャッド)が、金鉱からの金を運ぶ仕事を請け負い昔の仲間(ウェストラム)や今時の若い者(ヘック)と組んで鉱山へ向けて出発するが・・・というもの。
主人公の二人がじいさん(この時点では。二人とも往年の西部劇スター)であるのは、ウェスタンがおわりつつある時代らしい設定。ジョン・ウェインの「ラスト・シューティスト」で本当に終わるワケですが。

また、途中の色恋含めた諸々の事件がありウェスタン・ロードムービーでもありますね。最初はただの乱暴なチンピラだったがヘックが最後には大きく成長するし、金の横取りを企んでいたウェストラムもそんな自分を恥じることになるし、Prideという言葉で自分の人生を意味付けたいジャッドは誇り高い男のまま死んでいくし。

1962年製作ということで、サム・ペキンパーの暴力的描写は表面的にはありません。でも冷酷な事実、映像を突きつけることでの内なる暴力は随所に見られ、やはりペキンパーだな、ただの西部劇では終わっていません。
聖書を暗唱し宗教的、道徳的に厳格な父親として登場する牧場主が最後にはあっけなく無惨な死を遂げる点には宗教の無力さが、全ての確執にケリをつけたジャッドだけが死んで行く点には現実にの非条理さが集約され、ペキンパーらしいエンディングとなります。

そうそう主人公たちに殺られてしまう無法者兄弟のバカ末弟が若きウォーレン・オーツであるのを発見したのも収穫でした(笑
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