OmniFocus以前 InControlの時代


FiloFaxも見栄えは非常によろしいんですが、さすがに紙ベースでの管理には限界があり。また「時間が取れれば整理して清書」あるいは「金曜日には整理して清書」とか決めても、忙しかったり面倒だったりでつい先送りしてしまうのも難。
決定的なのは、字が汚くて自分で書いたメモなのに判読不能とか(笑

で、そうなると当然コンピュータでやろうという結論になるワケです。職場が職場なもので、PC98互換ノートPC、PC/AT互換ノートPCなんでもあっていろいろ試したのですが、当時そうした管理をコンピュータでやるという発想がないのか日本製のソフトには、これぞというのはありませんでした。
結局、グラフィックが入った仕様書をアメリカとやり取りするという要求に応えられるのはApple Macintosh+MS Word(あるいはAldus PageMakerなど)でもあり、マシンはMac、タスク管理はMacのソフトでということになるワケですね。
MS Projectも既に存在していたような気もするけど使える代物ではなかったような。
まぁとにかくSE/30に仕事用のMS WordとMac ProjectとPageMakerとSuperPaintそれにMoreを入れてフル活用。これだけあればたいていのことは出来ちゃうんですよね。
グラフィック書くならSuperPaint(BtimapもVector両刀遣いの優れソフト)
プロジェクト管理にはMac Project(PERTもガントチャートもなんでもござれ)
企画書のアウトライン書いて、テキストを肉付けしてプレゼン資料まで作れちゃうMore(世紀の傑作万能ソフト)
テキストファイルで作った技術メモから、TEXを知らなくともきれいな仕様書が作れちゃうPageMaker。
出来上がった資料を全世界のPC利用スタッフへ配布するためのコンバータとして欠かせないWord(爆
いや、Wordの出来の悪さは当時からMacユーザの笑いと悩みの種でしたからね。ジャストの一太郎は日本国内のPC98ユーザという非常にドメスティックかつニッチなマーケット向けだから、変な機能やおかしな仕様があっても、「まっ、一太郎ですから(笑」で済むんですけどね。でも、Wordの場合はあまりに出来が悪過ぎるが故、Macの世界での文書作成はテキストエディタと簡易DTPソフトで行なうのが普通になってしまい、あやうくワードプロセッサというジャンル自体がなくなりかけましたもんね。

あ。話が飛んだ。まぁとにかくビジネス上での環境は上記のとおり。

次に半分仕事も絡んだPIM(Personal Information Manager)。カレンダーとアドレス帳とToDoリストとメモですね。
これまた日本製でろくなソフトはなく、Now SoftwareのUp-To-Dateシリーズか、After HoursのDateBook(カレンダー)/TouchBase(住所録)がメインストリーム。DateBookの方が文字化けしなかったので、DateBook/TouchBaseでPIM系はまかなっていました。
あと忘れてはならないのがIn Control。Attainという聞いたこともないような会社ですが、ClarisでFileMakerを開発していたエンジニアがスピンアウトして開発していたソフトです。

一連のプロジェクトを階層化したタスクに分割し、それを誰にアサインし、Due dateを設定するといったプロジェクトアウトライナー機能があり、これでプロジェクトを定義するとカレンダーにイベントとして、複数日にわたるものはバナーとして表示され、さらにToDo機能もありという具合。
毎朝Macを立ち上げ、InContorolを開き、ToDoリストに沿って仕事を進め、新たに発生したタスクやToDoリストをメンテしているうちに仕事が終わるという夢のようなソフトでしたね。
キャプチャしたイメージ、小さいのでわかりずらいのですが、左側が階層化したタスクリスト。ここに誰にアサインしたか期限はいつまでかなどの情報を入れます。
真ん中の上段はToDoリスト、下段は・・・忘れた(笑
右側がカレンダーで、時間が決まっているのはそのように、複数日にまたがるものはバナーで表示します。
これは一覧性を高めるべくボクがこのようにレイアウトしただけで、状況や好みに応じて全面カレンダーにしたり、階層化タスクリストにしても良いしレイアウトは自由自在。

DateBook/TouchBaseはPalm Desktopの日本語パッチが出た1997年頃まで使っていましたね。
InControlの方はいろんなソフトを試用しましたが結局これに変わるソフトが見つからず、開発が終了してから10年近くも、つまりつい2年ほど前まで現役で使い続けてきました。なにせ68Kソフトなので、Mac OS 9環境が必要でして、それがためにPBG4をLeopardにバージョンアップできないし、家の中にノート型Macが2台もあるという変な環境を維持しなくちゃならんのですよ。

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