Sweded Be Kind Rewind


先々週観た「ピアノチューナー・オブ・アースクェイク」がアナログ映像で人力逆回転があったりで楽しめたので、同様にアナログ映像の逆回転モノとしてミシェル・ゴンドリー+ジャック・ブラックの「僕らのミライへ逆回転」を観てきた。

PV出身のミシェル・ゴンドリーやジャック・ブラックは有名だが、もう一人の主役モス・デフはあの「銀河ヒッチハイク・ガイド」にフォード・プリーフェクト役で出ていた人。クレジットを見るまで気がつかなかったがキッド・クリオールも出演してた。
あと映画のミューズ(のシンボル)としてミア・ファローが、「ゴースト・バスターズ」へのレスペクトとしてシガニー・ウィーバーが出ていて、この辺りのキャスティングからして映画の主題は明らか。

最初はある事情で中身が消えてしまったVHSレンタルビデオを誤摩化すべく、やっつけ仕事で映画のリメイクをこしらえる話。
やっつけ仕事ではあるが愛情と友情を込めてリメイクされる作品群は、ゴーストバスタース、ロボコップ、キングコング、ラッシュアワー、2001年宇宙の旅、ライオン・キング、ドライビング・ミス・デイジー、キャリー、ラスト・タンゴ・イン・パリ、モハメド・アリかけがえのない日々、ドクター・モローの島、等々。いったい全部で何本あるのやら(笑

この辺りのやっつけ振りとリメイク加減が可笑しくてかなりの爆笑モノ。げらげらと笑い転げているうちは良いのだが、そのうちなんとなくムードが変わってきて、最後はニュージャージー版ニューシネマパラダイスの様相を呈してくる。
映画とは映画館で他人と共有する時間も含めてのエンターテイメントであるというルーカス先生の言葉があるが、この映画はそれに加えて映画作りの過程をも共有している。

当初は映画フェチ向けの映画かと思っていたが、それ以上に普遍的な素晴らしい映画であった。
今年もずいぶん映画を観たが、ボクの中ではこの映画は別格になりそう。
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