Death of Joost Application


インターネットTVの可能性垣間みさせてくれる動画配信サイト「Joost」(ジュースト)

ここ数ヶ月で大きく揺れ動いている。

もともと専用クライアントソフトで視聴することを前提にしたサービスであったが、つい3ヶ月前にFlash Playerを用いたブラウザー型サービスに大きく変更。
Blogへのエンベッド、シェア、コメント、タグ等のソーシャル機能も付き、NHKなど合法動画のパートナーも増え、「合法インターネットTV」としてYouTube対抗を露にしていた。

そして12月1日(まだ1ヶ月も経ってない!)にはiPhoneのネイティブアプリをリリースしたばかり。
残念ながらこのアプリは殆どまともに動作せず評価する対象にすらならなかったが。

今朝Joostからメールが届いた。そのメールを全文引用すると
Hi Friend

In October, we introduced our new website – Joost.com. With our new website, you're able to watch all of our videos – TV shows, music videos, and films – right in your web browser.

At this point, we have decided to discontinue our original Joost software application. As of Friday, Dec. 19th, you will no longer be able to watch videos in the Joost software application – but you will be able to find all of our videos, and more, on Joost.com.

Log on to Joost.com today for a complete online video experience!

Your friends at Joost

なんと、明日を以てJoost専用アプリが使えなくなる。
もともと動かなかったiPhone版はともかく(笑、Mac OS X版、ウインドーズ版も起動はするがJoostの配信する動画を観ることはできなくなる。

凄い経営判断だ。しかもスピードも凄い。
わずか半月前までは専用アプリがなくなるなんて微塵も思わせなかったのに。
まぁ穿った見方をすれば、12/1の時点でこの判断が下っていたのでテストもろくにしていないiPhone版をリリースしたのかもしれないが。

専用アプリにコストをかけるよりも、既にそこにあるプラットホームである「ブラウザ+Flash Player」を使う方が合理的だし、Web上でのソーシャル化にコストを投入した方が収益に貢献できそうなのも明白。
だから専用アプリを捨てるのは当然の判断でもあるが。

しかし、そもそもJoostのウリでもあった「P2Pによる配信」はどうなっちゃったんだろう(笑
たぶんサーバーだってP2P前提で構築していると思うし(=つまり大規模投資が不要)、技術的な優位性がなくなってしまうし、後はコンテンツで勝負。
で、そのコンテンツでの優位性が確保できていると判断したからこそ今回の決定に至ったのでしょうね。

インターネットメディアのダイナミズムにはホント目が離せませんね。
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