No GPS in Egypt

NYTの記事によると、エジプトでは当局の指示によりiPhoneのGPS機能は無効化されて販売されているらしい。

エジプトの国土は99.9%が砂漠か荒れ地なのでそもそもGPS不要だから。

というのは半分真実で半分冗談。

軍事技術を一般人が利用する事を好まないからというのが公式な理由らしいが、エジプト国内でもハンディGPS機は普通に売られているらしいい、ツーリストの持ち込みもフリーパス、そもそもeBayなどでエジプト国外から購入するのも可能。

なぜ公式iPhoneだけが・・・

やはり裏には米国政府がいるんでしょうかねぇ。
iPhoneの販売地域を見てみれば、南アジア〜中近東〜アフリカはみごとな空白。
そんな中でエジプトはiPhoneが販売されている数少ないイスラム国家(俗化されているとはいえ)。
対イスラム過激派対策の一環として機能や販売方法に制限をかけるようエジプト政府やメーカーに圧力をかける可能性は否定できませんもんね。


補足ですが、GPSの精度はアメリカが自由にコントロールできることはあまり知られていません。
GPSはそもそも軍事目的の技術としてスタートしていて、つい8年前まではSAといって意図的な誤差がGPSデータに加えられていました。
誤差がまったくランダムにデータに付加されるので、通常のGPS受信機では常時数百メートルの誤差が出てしまいます。
ただし、一見ランダムとはいえ、それを知っている米軍だけは誤差を補正してメートル単位以下の精度を得られるという仕組みです。
このSAは2000年に廃止されましたが、システムはそのままなので、米軍はいつでも好きな時にSAを復活させることができます。どこかで米軍が重要なオペレーションを行なう時など、自分たちは正確な位置情報を得られるけど相手は位置情報がデタラメで大混乱になるということです。

幸いまだそのような有事は発生していませんが、正規軍相手ならともかくテロリスト相手ではSAを復活させる時間的余裕もないし、対策としてはSAではなく販売規制ということになるんでしょうね。
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