Alex Cox's Searchers 2.0


タイトルからすると新世代インターネット検索の話みたいですが、アレックス・コックス監督の新作映画です。

21世紀に入って2本目、日本公開となると何年振りかなぁというくらいに久し振りですが、よく考えたら日本では探偵マイク・ハマーもといマイク濱以来ですね。
この新作はアップリンクで大好評公開予定だったので連休最後の日のレイトショーに出かけてきました。
客の入りは僕も含めて5名。これではたしかにミニシアターでもキツい。

ストーリーは、復讐劇に名を借りたロードムービー。
A地点からC地点を経由してB地点に至る過程で繰り広げられる映画オタクな会話がとにかく可笑しい。
たぶんタランティーノを観て、アレックス・コックスも”なーんだ、これでいいんだ”と思ったんでしょうね。これでもかというくらいにマニアックでカルトな西部劇談話が繰り広げられます。
だいたいタイトル自体もジョン・ウェインがコマンチ族にさらわれた姪を捜すジョン・フォード監督の「捜索者」のオマージュですし。

ちんたら始まってちんたら展開しとんでもないクライマックスを迎え最後にエッというどんでん返しで幕を降ろす娯楽作。あー、面白かった。

で、これは表向き。

911以降のアメリカに対する批判、(アメリカ主導の)グローバル主義に対する批判が通底にありそれを見逃してしまうと映画の価値が半減以下。
大型SUV、バンパーステッカー、墓地、ジョン・ウェインに対する無批判な絶賛、核実験が繰り返されたアリゾナやユタの荒野、「正義、石油、復讐!」の合い言葉、どんでん返しの理由
劇中にちりばめられたこれらのアイコンを汲み取ってあげたい。

しかし、劇中で触れられるメキシコ人俳優主演の(架空の)映画「レッドネック一網打尽」。観てみたいなぁー/w
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