Replacement of HDD on MacBook Pro(15" Glossy)


MacBook Pro(15インチ。初代)のハードディスクがどうにも一杯になってしまいました。

標準の100GBをずっと使っていたのだけど、最近は残り容量が10GBまで減りスワップファイルがぼこぼこ出来るとあっという間に残り数GB。ムービー編集していたら残り500MBを切ってしまい、これはもうダメかと。

古いデータとかCDからリッピングしたものとかは出来る限り外付けHDDに追い出すようにしていたのだけど、もう限界でした。

週末に準備をして昨日月曜日の夜から作業開始!
ほぼ24時間経った先ほど作業終了を宣言しました。もちろんその間ずっと作業していたワケではなく、実質12時間程度。
そのうち手を動かしていたのは1時間もないですが。

HDDの交換は外付けHDDケースを使うのが普通かと思うのですが、今回は余計なお金を使いたくなかったので既にある機材だけで対応。
ちょっと特殊な方法になってしまいましたが、この方法だと交換後の各種認証作業とか再設定が”全く不要”なので、あまり手を煩わせたくないボクのような横着者にはピッタリでした。
ただし、アップルが認める方法でない(ターゲットモードでFWをデイジーチェーンする)ので、全く保証外の使用方法です。念のため。

以下作業メモ。

大まかな手順
  1. Carbon Copy Cloner(CCC)でボリュームイメージを外付けHDDに取る
  2. HDDを交換する
  3. MBPをFWターゲットモードで起動し、外付けHDDとMBPをFWでデイジーチェーンして作業用マシンに接続する
  4. 作業用マシンでCCCを使いボリュームイメージからMBPへ展開する
  5. MBPを起動する
これだけでMBPは以前と全く同じように、何事もなかったかのように起動します。


準備するもの
  1. 本体(2006年発売の初代MacBook Pro)。今回HDDを交換するマシン。
  2. 作業用PBG4(ボクのサブ機)。Mac OS X 10.4.xが走りFW400ポートがあるマシンなら何でも可。
  3. 外付けHDD。MBPのディスク容量以上の空き容量があればOK。FW400が2ポート必要。
  4. 交換用HDD(今回はSeagateの320GB/7200rpm/16MBバッファ。秋葉館で9000円弱)
  5. トルクスドライバ(T6)、精密ドライバー。
  6. Carbon Copy Cloner
2と3のところが特殊でしょうね。作業用マシンは人から借りるとか、寝ている旧機種を叩き起こすとかして確保できるとして、FW400が2ポートの外付けHDDを使っている人はもはや少数派でしょうから。
Carbon Copy Clonerは起動ボリュームを丸ごとバックアップ/リストアできるのがいいですね。

作業前に行なうこと
作業手順の確認。ASCII 24の記事が参考になります。
TimeMachineでバックアップ。万が一のバックアップ。100GBのフルバックアップで3時間弱でした。
開腹場所の確保。細かいネジが多いので、静電気の心配が少ない広い作業スペースが必要です。

で、作業。
1.CCCでボリュームイメージを作る
これはMBP側に外付けHDDを接続し、CCCを使ってMBPのHDDのボリュームイメージを作成します。
保存場所は外付けHDDの任意の場所。
100GB(実質80GB)の作成と保存で合計5時間かかりました。
作成と保存に4時間。その後1時間ほどかけてCCCがイメージファイル内の各ファイルに対してアクセス権の設定をしていました。何のために行なっていたかは不明(笑

2.MBPを開腹してHDDを交換する。
これはほぼASCII 24の記事のままでした。
ただし記事中5と6の部分、ケーブルコネクターは繋げたままで作業可能でした。
作業時間は慎重にやっても30分かかりませんね。
組み立ては上面パネルを乗せフタをするところまでにとどめ、全ての動作確認した後にネジ止めした方が良いでしょう。

3.リストアの準備
外付けHDDとMBPをFWで接続し、外付けHDDの電源をオン。
「T」キーを押しながらMBPの電源ボタンを押し、FWターゲットモードで起動する。
外付けHDDと作業用マシンをFWで接続する。

4.リストア
まず作業用マシンで「ディスクユーテリティ」を起動。
この時点でデイジーチェーンした外付けHDDはマウントされていないかもしれないので、マウントされていなければマウント。
MBPのハードディスクにパーティションを切ってボリュームを作成します。この時、ボリューム名は以前のボリューム名と同じにする(デフォルトなら"Macintosh HD")
CCCを使い外付けHDDに格納したイメージファイルをMBPの新しいボリュームに展開します。
展開に要した時間はこれまた5時間ちょっと。
いくつかエラーが出ることもあるようなので、CCCのログを確認します。
ボクの場合はアプリケーションのコピーに失敗したのが2件。もう使わない古いフリーソフトだったので復旧もせず放置です。

5.確認
MBPの電源を落としFWのケーブルを抜いてから、MBPの電源を入れます。
何事もなくログイン画面になり、これまでのパスワードもそのまま使えます。
iTunesの認証もそのまま残っていますし、MSやAdobeのソフトなども再認証不要でした。


何かやるごとに数時間かかり、寝て起きると終わってる、出かけて帰宅すると終わってるという感じで、自身の記憶としては開腹して交換したけど、あとはいつの間にか終わっちゃったなぁと。
時間的にはOSを新規インストールしてTimeMachineから復元した方が早かったとは思うけど、OSインストールとアップデータ適用の手間とか各種設定の確認と再設定の手間を考慮するとどっちもどっちかなと。
用意する機材が特殊なので誰にでも勧められる方法ではないけど、HDD交換はしたいが手間をかけたくない場合にはお薦めですね。

Carbon Copy Clonerはドネーションウェアなのでちゃんと寄付するつもり。
しかし、CCCが吐き出すメッセージなどを見ていると面白いことが判りました。
これ、基本的には裏でrsyncを使うソフトなんですね。つまりTimeMachineなんかと同じ。
逆に言うとrsyncという歴史も実績もあるソフトウェアの裏付けがあるから、個人がメンテするソフトウェアであってもそれなりに信頼性の高いアプリケーションが出来るという訳です。やはり裏がUNIXというのは個人的にも安心材料です。
これが某非UNIX系OSなんかだと、こういうバックグラウンドもなく、個人がフルスクラッチで開発したメンテアプリなんて怖くて使えないですからね。
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