Coffee for Driver!?


坂田明によると一人前のダンプ運転手というのは、ねじり鉢巻きにくわえ煙草で八代亜紀を歌いながら8トンダンプを片手でバックさせなければいけないらしい。
まぁ普通の人には到底無理な話だ。
また100Km/h近い速度で走る自動車の挙動を数cm単位でコントロールできるのは今のところ人間だけ。各種センサーとコンピュータで制御しようとしてもリアルタイムでは処理が追いつかないという話を聞いたこともある。
(なのでハリウッドでも未だにスタントマンの需要がある)

いくらクルマの運転が楽になって、各種デバイスが搭載されても最終的な判断をするのは人間だし、その結果に対して責任を負うのもまた人間。

こんな常識以前のことに挑戦状を叩き付けるような商品をコンビニで見つけ、今非常に腹が立っている。
日本コカ・コーラ社が製造販売している「ジョージア ギア コーヒー」がそれ。

持ちにくくてこぼれやすい缶コーヒーの欠点を解消したドライブ専用だそうだ。

サイトには「運転しながらの飲用をお勧めする製品ではございません」と小さな文字で注意書きがあるが、運転しながら飲食することの危険性を認識しているならドライブ専用などと位置づける必要はない。
ドライブ専用などと書いたとたん、片手運転でコーヒーを飲み、天井を向きながら最後の一滴までボトルを飲み干そうとするバカが続出するのは判り切ったことではないか。

そもそも運転して喉が渇いたらSA/PAなりコンビニで飲料を調達すればよい。腹が減ったら沿道にいくらでも食べ物屋があるだろう。わざわざ狭く動いている車内で物を飲んだり食べたりしちゃいけないと子供の頃教わらなかったのだろうか。
そんなに食べたり飲んだりしたいのなら、でっかいバスでも買って運転手を雇って運転させればいいではないか。
もうクルマを運転するという重大な責任をどう考えているのか。

ドリンクホルダーを車内に取付けたり、ホルダーを標準装備したりするのも信じられない。
コーナーでいつお尻が滑り出すか判らない状況でノンビリとコーヒーなんか飲んでられないでしょう普通は。
左手をハンドルを握りしめ、右手でシフトレバーを操作しながらどうやってコーヒーを飲むのか?

世間では飲酒運転とか危険な運転行為に対して目が行っているけど、実はこうした小さいモラル崩壊がその根底にあると思うんですよ。
クルマを運転する人、特にエンスを自称するような人には運転中の飲食行為を止め他の人の模範になってもらいですね。
できればドリンクホルダーも取っ払って。スポーツカーにカーナビとドリンクホルダーは絶対不要だ。
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